Dーブリッジ・テープ

第4回 日本ホラー小説大賞 短編賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年12月10日
判型:
文庫判
ページ数:
177
ISBN:
9784043463015
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第4回 日本ホラー小説大賞 短編賞

Dーブリッジ・テープ

  • 著者 沙藤 一樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年12月10日
判型:
文庫判
ページ数:
177
ISBN:
9784043463015

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「Dーブリッジ・テープ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 残酷でグロテスクで希望も救いもないのに、何故か引き込まれる不思議なホラー作品。本書は近未来を舞台に少年の死体と一本のカセットテープが発見され、そのカセットテープを聞いていく形で物語は進行する。それは、 残酷でグロテスクで希望も救いもないのに、何故か引き込まれる不思議なホラー作品。本書は近未来を舞台に少年の死体と一本のカセットテープが発見され、そのカセットテープを聞いていく形で物語は進行する。それは、ごみ山に捨てられた少年の凄絶な告白と遺言ともとれる言葉の記録だった。子を捨てる親は最低だ。そんな事は子供ながらに分かっていても、捨てられた事実を受け入れ納得し、生きていかなければならない。少年の俺はここで生きていたんだ、と伝えようとする最後のメッセージはただただ心に染みた。後味が悪いため、おすすめはしません。 …続きを読む
    ましゃ
    2020年06月02日
    31人がナイス!しています
  • Dブリッジの下で生きた少年の独白で綴られるカセットテープを再生するというスタイルの短編 独白なので一人称で語りながら話が進んでいく 初めは地獄のような状況で必死に生き抜こうとする姿に怖さを感じるが 最終的 Dブリッジの下で生きた少年の独白で綴られるカセットテープを再生するというスタイルの短編 独白なので一人称で語りながら話が進んでいく 初めは地獄のような状況で必死に生き抜こうとする姿に怖さを感じるが 最終的に感じるたのはその地獄への恐怖ではなく、少年と少女への愛惜に近い気持ちであった 読者は確実に選ぶが名作 …続きを読む
    備忘録
    2025年11月20日
    24人がナイス!しています
  • 中学の時に友達からこの本を借りて、あまりの衝撃にこんな本が世の中にあるのか!いいのか!?と変な感想を持ったことを思い出します。あれから何年もたってタイトルが分からなくなっていたのですが読メの方々に教え 中学の時に友達からこの本を借りて、あまりの衝撃にこんな本が世の中にあるのか!いいのか!?と変な感想を持ったことを思い出します。あれから何年もたってタイトルが分からなくなっていたのですが読メの方々に教えてもらいもう一度読むことができました(*´ω`*)懐かしい気持ちでいっぱいですが、あの頃なんて可哀想な話なんだと思っていたけど、この本と同じくらい、もしくはそれ以上に哀しいことが世の中に溢れかえってるんだなぁと思うと…切ないなぁ。 …続きを読む
    ちょん
    2017年10月22日
    24人がナイス!しています

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