戦争の犬たち(上)

戦争の犬たち(上)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1981年03月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784042537038
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戦争の犬たち(上)

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1981年03月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784042537038

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「戦争の犬たち(上)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • デビュー作の『ジャッカルの日』の終始息詰まるような緊張感は残念ながらここにはない。少なくても上巻においてはそうだ。こちらの主人公がシャノンに率いられるチームであり、その背景も企業集団や国家といった単位 デビュー作の『ジャッカルの日』の終始息詰まるような緊張感は残念ながらここにはない。少なくても上巻においてはそうだ。こちらの主人公がシャノンに率いられるチームであり、その背景も企業集団や国家といった単位で構想された故でもあるだろう。マッスとしての緻密さは評価できるが、その反面、プロット展開のスピードと文章の飛翔力が鈍ることになったのは残念である。また、彼らのなそうとしていることは、あり得べき事柄の範疇にかろうじて留まってはいるものの、架空の小国ザンガロは戯画化しすぎているように思われる。   …続きを読む
    ヴェネツィア
    2023年04月22日
    338人がナイス!しています
  • アフリカの小国にプラチナ鉱山が!この情報を入手した富豪が政変に乗じて利益を得ようと傭兵を送り込もうとする。フォーサイスは前戯の長い作家でしかも上手だ。傭兵と富豪が会うのも上巻の半ば過ぎだし傭兵シャノン アフリカの小国にプラチナ鉱山が!この情報を入手した富豪が政変に乗じて利益を得ようと傭兵を送り込もうとする。フォーサイスは前戯の長い作家でしかも上手だ。傭兵と富豪が会うのも上巻の半ば過ぎだし傭兵シャノンは(現地査察はしたのだが)戦闘のための現地入りすらしていない。それまでの情報取集がものをいうのだ。コツコツとした準備を始める主人公。現地の様子、経済、時事。ジャーナリストらしい感性で書かれており、時事ニュースを読むような現実感。傭兵と富豪の関係も一枚岩どころか狐と狸の化かしあいのよう。 …続きを読む
    absinthe
    2021年10月03日
    187人がナイス!しています
  • この作家の自伝を読む前に、目を通したかった代表作。アフリカの極貧国の鉱山に希少な鉱物が大量に埋蔵されていることを極秘裏に知った、英国の投資家はあるアイデアを思いつく。彼に雇われた凄腕の傭兵たちは、100 この作家の自伝を読む前に、目を通したかった代表作。アフリカの極貧国の鉱山に希少な鉱物が大量に埋蔵されていることを極秘裏に知った、英国の投資家はあるアイデアを思いつく。彼に雇われた凄腕の傭兵たちは、100日でこの国を乗っ取る準備をするのだ。緻密でリアリティのある準備と暗躍と取引が語られていくだけで、上巻が終わってしまう。映画は未見だが、原作は実に地味なのに驚く。まあ映画は派手じゃないといけないのはわかるのだが。とはいえ、なかなかやり取りや語りの上手さもあり一気に読んでしまった。下巻に。 …続きを読む
    harass
    2018年08月04日
    87人がナイス!しています

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