仏教の思想 11 古仏のまねび<道元>

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年02月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041985113
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仏教の思想 11 古仏のまねび<道元>

  • 著者 高崎 直道
  • 著者 梅原 猛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年02月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041985113
日本の仏教史上、まれにみる偉大な思想体系を残した禅僧、道元。中国に渡ってひたすら〈正師〉を求め、〈正伝〉の仏法を求め続けた道元の思想を余すところなく展開した主著『正法眼蔵』は、日本が生んだ奇跡ともいうべき一大哲学書であり、正伝仏法の宝蔵である。仏教思想全体の中で『正法眼蔵』を解明することを通じて、華厳的なもの、唯識的なものなど、大乗仏教思想の集大成者としての道元という新しい道元像を提示する。 日本の仏教史上、まれにみる偉大な思想体系を残した禅僧、道元。中国に渡ってひたすら〈正師〉を求め、〈正伝〉の仏法を求め続けた道元の思想を余すところなく展開した主著『正法眼蔵』は、日本が生んだ奇跡ともいうべき一大哲学書であり、正伝仏法の宝蔵である。仏教思想全体の中で『正法眼蔵』を解明することを通じて、華厳的なもの、唯識的なものなど、大乗仏教思想の集大成者としての道元という新しい道元像を提示する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

文庫版 序
はしがき

第一部 無窮の仏行   高崎直道
序章 禅と思想
一章 道元の生涯
1 おいたち
2 出家
3 入宋
4 身心脱落
5 法を弘めて衆生を救う
二章 仏法の正伝
1 仏道をならう
2 正法眼蔵とはなにか
3 正伝の仏法と禅宗
4 正伝の方法
5 求道の徹底を期する
6 仏の行にきわみはない
三章 現成公案
1 「法」の体系
2 現成公案とはなにか
3 起ということ
4 縁ということ
5 自然も真理を表現する
むすび
文庫版補註

第二部 『正法眼蔵』の背景
〈対談〉     
高崎直道
梅原 猛

第三部 道元の人生と思想   梅原 猛
一章 アウトサイダー道元
二章 倫理と神秘とのあいだ


道元著作一覧
参考文献
日本仏教史年表
禅宗法系図

解説   山折哲雄

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「仏教の思想 11 古仏のまねび<道元>」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 鎌倉時代の禅僧で、日本曹洞宗の開祖・道元の思想に迫る。曹洞宗というのは今でもかなり修行が厳しいらしい。まず、開祖である道元本人が、かなり禁欲的で厳しい人だったようなのだ。言うなれば体育会系。私はどちら 鎌倉時代の禅僧で、日本曹洞宗の開祖・道元の思想に迫る。曹洞宗というのは今でもかなり修行が厳しいらしい。まず、開祖である道元本人が、かなり禁欲的で厳しい人だったようなのだ。言うなれば体育会系。私はどちらかというとそういうのは苦手で、道元に対しても、なんとなく取っ付きにくいな、というイメージだったが、本書を読んで見方が少し変わった。本書は、道元の生い立ちにまで迫り、その厳しさの由来を探るのだが、貴族社会の中に生まれ、そこでの権力闘争や性の乱れ、女性への抑圧などを、まざまざと見せつけられた道元。 …続きを読む
    俊介
    2022年08月04日
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  • 安かったから買ったのだけど、期待していない分、得るものの大きさとのギャップが発生し、エキサイトな読書となった。高崎直道さんの著書ははじめて読んだが、難解で、どう捉えて良いか分からない仏教用語が完結にま 安かったから買ったのだけど、期待していない分、得るものの大きさとのギャップが発生し、エキサイトな読書となった。高崎直道さんの著書ははじめて読んだが、難解で、どう捉えて良いか分からない仏教用語が完結にまとめられていて、仏教への理解がかなり深まったと思う。孤島の監獄から脱出できた気分だ。無我の解説を引用したい、【〈我)とは自己である。外道すなわちインドの伝統的宗教が我〈アマートン〉の常住を主張するのに対し、仏教は無我を説く。そのような常住不変の実態は存在しないというのである。われわれの存在は、身心の諸要素 …続きを読む
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    2017年11月21日
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    roughfractus02
    2021年05月04日
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