黒い家

第4回 日本ホラー小説大賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年12月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041979020
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第4回 日本ホラー小説大賞

黒い家

  • 著者 貴志 祐介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年12月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041979020

130万部突破の最恐ホラー

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。 顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「黒い家」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ホラーと云えば怪異現象、超常現象を扱った物が多い中、保険会社員が顧客に陰湿で執拗な催促に取り乱される。このどこがホラーなのだろうかと長年訝しく思っていた。そしてようやく読む段になってそれが理解できた。 ホラーと云えば怪異現象、超常現象を扱った物が多い中、保険会社員が顧客に陰湿で執拗な催促に取り乱される。このどこがホラーなのだろうかと長年訝しく思っていた。そしてようやく読む段になってそれが理解できた。本書は正真正銘のホラーである。それもとても他人事は思えないほどの迫真性を孕んだ怖さがある。それはどこかにはいるであろう、少し変わった隣人が本書の元凶だからだ。自分の顧客がサイコパスであった。本書はこのワンアイデアのみと云っていいだろう。しかし物語はシンプルなものこそ面白い。本書はまさにそれを具現化した作品だ。 …続きを読む
    Tetchy
    2020年02月02日
    845人がナイス!しています
  • これは凄い!面白い!ホラーと聞いて敬遠していたが、むしろ上質なスリラーというほうが当たっている気がする。作者にとっては二作目の作品ということで、粗筋も犯人も大方の予想はつくが、増幅する恐怖と緊張感で最 これは凄い!面白い!ホラーと聞いて敬遠していたが、むしろ上質なスリラーというほうが当たっている気がする。作者にとっては二作目の作品ということで、粗筋も犯人も大方の予想はつくが、増幅する恐怖と緊張感で最後まで息つく間もなく読ませる筆力には圧倒された。どこかヒッチコックの映画のような古典的な香りのする傑作。映画も見たい。 …続きを読む
    サム・ミイラ
    2014年09月03日
    771人がナイス!しています
  • 知らないうちに体が底なし沼に沈んでいき、気付いたらもう腰まで漬かっていたという様な恐怖感。怖いモンスターは出てこない。もっと怖いもの・・・それは本物の人間。 ハンニバルレクターも怖いが、あれが小学生並 知らないうちに体が底なし沼に沈んでいき、気付いたらもう腰まで漬かっていたという様な恐怖感。怖いモンスターは出てこない。もっと怖いもの・・・それは本物の人間。 ハンニバルレクターも怖いが、あれが小学生並みの幼稚さだったらもっと怖いという思考実験をドラマ化したかのよう。 恐怖の演出に、恐竜もエイリアンも病原体も暴走ロボットも巨人も遺伝子改造の火星ゴキブリもいらないっ!一番怖いのは人間なんだな。 …続きを読む
    absinthe
    2015年09月18日
    672人がナイス!しています

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著者紹介

貴志祐介(きし ゆうすけ)

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格 ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、100万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、2008年『新世界より』で日本SF大賞を受賞。2010年刊行された『悪の教典』は第1回山田風太郎賞を受賞したほか第144回直木賞の候補ともなり、その年の話題を独占した。他の著書に『クリムゾンの迷宮』『青の炎』『ダークゾーン』など。

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