愛読者

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年12月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041916049
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愛読者

  • 著者 新津 きよみ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年12月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041916049

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「愛読者」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ミステリ作家「仁科美里」のもとに届いた二通のファンレター。差出人は中学の先輩「柚子」と「愛読者」を名乗る不気味な人物。美里が書いたエッセイの内容を勝手に拡大解釈しマネージャーを買って出る迷惑な柚子と、美 ミステリ作家「仁科美里」のもとに届いた二通のファンレター。差出人は中学の先輩「柚子」と「愛読者」を名乗る不気味な人物。美里が書いたエッセイの内容を勝手に拡大解釈しマネージャーを買って出る迷惑な柚子と、美里の官能小説作家との兼業を知り猥雑な内容の手紙を送り付ける謎の人物。柚子の一連の行動の理由は何なのか、謎の人物は一体誰なのか、常識を逸脱した狂気の思い込みに翻弄される展開が恐ろしい。スピリチュアルなラストは賛否あるようだが、このラストだからこそ単なるサイコホラーで終わっておらず個人的には非常に巧いと思った。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2014年08月17日
    101人がナイス!しています
  • 仁科美里として無事デビュー作を出版したものの、なかなかその次が出せずにいた。そんな彼女の元に2通のファンレターが届けられ・・。スティーヴン・キングの「ミザリー」を思い起こさせるお話でした。2時間ドラマ 仁科美里として無事デビュー作を出版したものの、なかなかその次が出せずにいた。そんな彼女の元に2通のファンレターが届けられ・・。スティーヴン・キングの「ミザリー」を思い起こさせるお話でした。2時間ドラマにしたら面白いかもしれません。柚子の献身ぶりが怖かったです。思い込みって怖い。★★★ …続きを読む
    うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2014年01月02日
    55人がナイス!しています
  • 思いがけず届いた音信不通だった中学時代のクラスメイトからのファンレター。もう一通は「愛読者」と名乗る謎の男から。この手紙を始めとして、善意という名の柚子からの執拗な干渉が始まる。行動力が凄くて距離感が 思いがけず届いた音信不通だった中学時代のクラスメイトからのファンレター。もう一通は「愛読者」と名乗る謎の男から。この手紙を始めとして、善意という名の柚子からの執拗な干渉が始まる。行動力が凄くて距離感がおかしい人という印象で、サイコパスという程でもなかったがいいキャラをしている。美里の柚子に対しての言動が疑問で、現状を打破するチャンスがありながら正直事がここまで大きくなってしまったのは美里の優柔不断も原因としてあるだろう。ラストの締めとエピローグは個人的には残念だった。 …続きを読む
    しょう
    2023年09月04日
    48人がナイス!しています

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