海の鳥・空の魚

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年11月06日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041853016
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海の鳥・空の魚

  • 著者 鷺沢 萠
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年11月06日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041853016
恋、カレッジライフ、うたかたの日々。まちがった場所に戸惑い、溜息しつつ、何かをつかんだ輝きの一瞬、喜びの涙がこぼれた。海中に放たれた鳥のように生きてゆく、大好きな仲間たち。 恋、カレッジライフ、うたかたの日々。まちがった場所に戸惑い、溜息しつつ、何かをつかんだ輝きの一瞬、喜びの涙がこぼれた。海中に放たれた鳥のように生きてゆく、大好きな仲間たち。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「海の鳥・空の魚」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 鷺沢萌は初読。本書は20の掌編からなる小説集。主人公はいずれも20代の男女(一部例外も)。これはもう明らかに都会の文学だ。それぞれの時の、それぞれの一瞬の煌めきや躊躇いを掬い取っている。いい意味でも、ま 鷺沢萌は初読。本書は20の掌編からなる小説集。主人公はいずれも20代の男女(一部例外も)。これはもう明らかに都会の文学だ。それぞれの時の、それぞれの一瞬の煌めきや躊躇いを掬い取っている。いい意味でも、またそうでない意味でも軽快だ。そこに生の深い意味を求めることはできない。しかしまた、それらも確かな生の軌跡である。この作家は、生のある断片を切り取って見せるのが実にうまい。鷺沢萌。彼女自身の生は想像通りとはいえ、あまりにも儚い。彼女はこの世にとうとう錨を降ろすことはなかったのだろうか。作家の生こそがせつない。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2017年03月19日
    364人がナイス!しています
  • 表紙の絵が素敵なので手に取りました。 萠 鷺沢(めぐむ さぎさわ) 群ようこさんが解説を書いています。 すべて短編 21。 最初の「グレイの層」 著者の姉かもしれない登場人物。 最後のページをめくると,ただ一行 表紙の絵が素敵なので手に取りました。 萠 鷺沢(めぐむ さぎさわ) 群ようこさんが解説を書いています。 すべて短編 21。 最初の「グレイの層」 著者の姉かもしれない登場人物。 最後のページをめくると,ただ一行。 「ねえ,わたし、あなたと結婚したい」 ここまで余韻を残して断言できる展開に唖然とした。 読んでよかった。 …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2013年05月07日
    132人がナイス!しています
  • これは非常にお勧め。都会の日常生活の一齣を鮮やかに切り取った作品集。読み終わった後に人恋しさが胸に溢れてくる。ここに描かれている登場人物たちは、みんな私たちと同じものを抱えていて、それは恋人との恋愛だ これは非常にお勧め。都会の日常生活の一齣を鮮やかに切り取った作品集。読み終わった後に人恋しさが胸に溢れてくる。ここに描かれている登場人物たちは、みんな私たちと同じものを抱えていて、それは恋人との恋愛だったり、かなえられそうでかなえられない夢だったり、しんどい仕事だったりする。みんなさびしかったり、途方に暮れていたり、小さな幸せを噛みしめていたりするのだ。生きていくのは大変だけれど、とにかく前を向いて生きていこうよ、という作者の呼びかけが聞こえるような気がして、温かい気持ちになれた。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2017年03月26日
    123人がナイス!しています

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