蔵 (下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041718049
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蔵 (下)

  • 著者 宮尾 登美子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041718049

酒蔵を守る一家と、ひとり娘の変転する運命。宮尾文学の金字塔。

ひとり娘の烈が全盲となり、母が病死。相次ぐ不幸を打ち消すがごとく、父・意造は若い嫁をもらうが、烈を育てる叔母は一途に意造を慕う。一家を襲う悲運にめげず気丈に成長した烈は、やがて蔵元を継ぐ決意をする。 ひとり娘の烈が全盲となり、母が病死。相次ぐ不幸を打ち消すがごとく、父・意造は若い嫁をもらうが、烈を育てる叔母は一途に意造を慕う。一家を襲う悲運にめげず気丈に成長した烈は、やがて蔵元を継ぐ決意をする。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「蔵 (下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 感動した。ただただ感動した。烈が完全に盲目となった不安と絶望、それを乗り越え、自らが酒造りをしたいと父に必死に懇願する意志の強さ、そして父の反対を押し切り、愛する人へ思いを伝えようとする情熱。田乃内家 感動した。ただただ感動した。烈が完全に盲目となった不安と絶望、それを乗り越え、自らが酒造りをしたいと父に必死に懇願する意志の強さ、そして父の反対を押し切り、愛する人へ思いを伝えようとする情熱。田乃内家に不幸や困難が襲う中で、一人烈だけが自身の存在意味を問い、直向きに家と蔵を守り続けていこうとする姿に胸が震えた。旧態依然の父意造の考えや行動に疑問を感じることもあったが、それも全てひっくるめて、烈の成長を軸とする田乃内家の人間ドラマが素晴らしかった。烈が主人公ではあるが、実は田乃内家を陰で支え、→ …続きを読む
    のびすけ
    2023年04月27日
    31人がナイス!しています
  • 主人公は烈ではなく、父であり、家長の意造らったんらなぁ。 数代続く名家でも、その過程では、お縄者の二人や三人あった…と言う件もあったが、家の体面、家長としての面子、ひとりの男としての隆盛。 本筋である、 主人公は烈ではなく、父であり、家長の意造らったんらなぁ。 数代続く名家でも、その過程では、お縄者の二人や三人あった…と言う件もあったが、家の体面、家長としての面子、ひとりの男としての隆盛。 本筋である、三人のおなご達のドラマと、合わせ鏡の如く読後も残り続けている。 教書として登場した、『北越雪譜』読んでみっかな。 …続きを読む
    T2y@
    2015年09月19日
    29人がナイス!しています
  • 良縁、悪縁。人の人生はそんな連続の藁を練って作られた縄のよう。雪深い蔵の中、寒さで美味しくなったお酒のように、凍えそうな試練からも縁は次から次へと紡ぎ出されてく。正当な人間くさいドラマも好きなんだなと 良縁、悪縁。人の人生はそんな連続の藁を練って作られた縄のよう。雪深い蔵の中、寒さで美味しくなったお酒のように、凍えそうな試練からも縁は次から次へと紡ぎ出されてく。正当な人間くさいドラマも好きなんだなと再確認した一冊。一人ひとり複雑な心境を抱えて、それでも尚、誰かのために生きている。たった一言で、ラスト、温かい陽だまりに包まれた。 …続きを読む
    紅香@とにかく積読減らします💦
    2022年10月14日
    25人がナイス!しています

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