イヤリング

イヤリング

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1986年04月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041552070
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イヤリング

  • 著者 森 瑤子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1986年04月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041552070

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「イヤリング」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 何の過不足も無い平穏な日常。たまにパートナーとぶつかる事もあるけれど、幸せに相違ない。それなのに突然日常に嫌気がさし自分を獣にしてくれる、荒々しい感情に出会わせてくれる出来事を求めてしまう。しかしいざ 何の過不足も無い平穏な日常。たまにパートナーとぶつかる事もあるけれど、幸せに相違ない。それなのに突然日常に嫌気がさし自分を獣にしてくれる、荒々しい感情に出会わせてくれる出来事を求めてしまう。しかしいざその場面に出くわすと丹念に編み込まれた日常がほつれるのが怖くて二の足を踏む。日常に組み込まれている事への反発と虚しさの葛藤を男女の関係を通して描く。最初の二編がまるでバブル時代の華やかさを崇拝する昼ドラのようで好きではなく読み通すのをやめようと思ったが、最後まで読んでよかった。特にケアレスウィークエンドが◎ …続きを読む
    はりねずみ
    2013年08月23日
    2人がナイス!しています
  • ☆×5.0…著者の描く男女の世界というのはとにかく生々しいに尽きます。なぜならばそれだけ男女の心理というのをよく理解し、巧みに描写しているから。特にそれを感じたのは表題作である「イヤリング」でしょう。完璧につ ☆×5.0…著者の描く男女の世界というのはとにかく生々しいに尽きます。なぜならばそれだけ男女の心理というのをよく理解し、巧みに描写しているから。特にそれを感じたのは表題作である「イヤリング」でしょう。完璧につくろっているからこそ出てきてしまう隙、というのがあるのです。勘がはたらいてしまうような隙、が。しかしそれの加害者もまた罪作りです。本当に猛獣にふさわしい男なのですから。そのほかには「不倫の理由」もまたインパクトのある作品です。火遊びの結果は… …続きを読む
    みい⇔みさまる@この世の悪であれ
    2012年10月28日
    2人がナイス!しています
  • 小説『イヤリング』読了。引き続き、森瑤子。きれいなのにどこか不穏なタイトルの通り、浮気や不倫を中心とした、ほんとうに緊張感溢れる短編集であった。どのお話もなにげない。浮気や不倫の経験がなくとも、そこに 小説『イヤリング』読了。引き続き、森瑤子。きれいなのにどこか不穏なタイトルの通り、浮気や不倫を中心とした、ほんとうに緊張感溢れる短編集であった。どのお話もなにげない。浮気や不倫の経験がなくとも、そこにある心情はすっとわかるのでは。けれどもなにげなさが美酒になるのはやはりすごいよ。 …続きを読む
    なつき
    2017年03月13日
    0人がナイス!しています

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