青い鳥のゆくえ

青い鳥のゆくえ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年06月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041294314
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青い鳥のゆくえ

  • 著者 五木 寛之
  • 解説 中田 耕治
  • イラスト 清重 伸之
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年06月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041294314

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「青い鳥のゆくえ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 青い鳥つながりで、読書メーターも3読目。前半の「青い鳥のゆくえ」は平成7年の論考。すでに27年が過ぎているが、世界への危機感は今も変わらない。ここに述べられたことがらが、そっくりそのまま当てはまる。青 青い鳥つながりで、読書メーターも3読目。前半の「青い鳥のゆくえ」は平成7年の論考。すでに27年が過ぎているが、世界への危機感は今も変わらない。ここに述べられたことがらが、そっくりそのまま当てはまる。青い鳥が「幸せ」を考えさせる物語であるかぎり、今でも読み継がれるべき理由は大いにある。メーテルリンクがその主義主張を前面に立てずに、ステージの効果を綿密に考えていた点を指摘。作品と言うものが、まず受け入れられなければ、主張も伝わらないという厳しさの元にあることを思い知らされる。次に読むなら原形の戯曲で読みたい。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2023年12月27日
    40人がナイス!しています
  • ごく小さいときに、ダイジェスト版で読んだきりだった「青い鳥」が、実は古い童話ではなく、さらにハッピーエンドでもなかった、という衝撃の事実を教えてくれた本。作者が何を伝えたかったかを五木寛之は考えるのだ ごく小さいときに、ダイジェスト版で読んだきりだった「青い鳥」が、実は古い童話ではなく、さらにハッピーエンドでもなかった、という衝撃の事実を教えてくれた本。作者が何を伝えたかったかを五木寛之は考えるのだが、将来の見えない今こそ「青い鳥」は読まれるべきだと、私も思う。文庫刊行から16年。「今」はどんどん現実をまずい方向に進めているようにさえ思える。幸福は簡単に得られなくても、しかし希望はどうしても必要だ。第二次大戦後まで存命だったメーテルリンクは、まさに「青い鳥」という作品が真剣に必要な時代まで生きたのだ。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2015年07月05日
    26人がナイス!しています
  • 原作『青い鳥』と本著を読み比べながら感じたことは、メーテルリンクはどえらいやつや!!ってことです。五木さんの「青い鳥」を読んだ感想が10年後、20年後、30年後となっていて伝えたいメッセージが変化していく様 原作『青い鳥』と本著を読み比べながら感じたことは、メーテルリンクはどえらいやつや!!ってことです。五木さんの「青い鳥」を読んだ感想が10年後、20年後、30年後となっていて伝えたいメッセージが変化していく様子を楽しむことが出来ます。感想→『となりのトトロ』の自然の美しさや、田舎の暮らしぶり『天空の城ラピュタ』の冒険するドキドキ感、人間文明の愚かさ…2つのジブリ作品を合わせたぐらい面白くて魅せるストーリー。そして『進撃の巨人』の絶望感やスリリングさを味わえる、しかも結末は自分で考えなさいスタイルの超問題作。 …続きを読む
    えるもん
    2014年08月19日
    11人がナイス!しています

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