掲載開始日 2019年11月06日
第7回古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞! 『風土記 日本人の感覚を読む』(橋本雅之著)
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松原眞樹 以下KADOKAWA)より2016年10月27日に刊行した、角川選書『風土記 日本人の感覚を読む』(橋本雅之著)が第7回古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞いたしました。
【書籍の内容】
713年の官命によって編纂された「風土記」は、全国各地の産物や土地、神話などを記す古代の貴重な資料である。その地誌としての性格をふまえて「風土記」を読み解き、日本人に通底する心のありようを探ろうというのが本書の意図。「風土記」の記述から、古代の「時間」「空間」「罪と恥」をとらえ直す。
【目次】
はじめに
第一章 「風土記」とはなにか
第二章 「風土記」の時間
序 説
第一節 「風土記」の時間認識 ―「古」「昔」「今」―
第二節 神の歴史 ―オオナムチ神話の国作り―
第三節 天皇の歴史 ―風土記巡行伝説―
第四節 祖先の歴史 ―「祖」「初祖」「遠祖」「始祖」「上祖」―
第三章 「風土記」の空間
序 説
第一節 神話の空間認識
第二節 里長の役割と「里の伝承」
第三節 巡行伝承の空間的再配置
第四章 「風土記」からみた日本文化
序 説
第一節 松になった男女の「罪」と「恥」
第二節 天女の追放
終章 「風土記史観」でみた古代の日本
おわりに
参考文献
【書誌情報】
書名:風土記 日本人の感覚を読む
著者:橋本雅之
定価:本体1,600円+税 ※電子書籍も好評発売中
発売日:2016年10月27日
発行:株式会社KADOKAWA
判型:四六版・並製
レーベル:角川選書
ページ数:208
ISBN:9784047035829
KADOKAWAオフィシャルサイト
https://www.kadokawa.co.jp/product/321510000576/
Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4047035823?tag=kadoofce-22
【著者プロフィール】
橋本雅之(はしもと・まさゆき)
1957年大阪市生まれ。現在、皇學館大学現代日本社会学部教授。専門は国文学、神話学。著書に『引き算思考の日本文化』(創元社)、訳注書に『風土記 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)などがある。
【古代歴史文化賞とは】
島根県・奈良県・三重県・和歌山県・宮崎県の5県共同で古代歴史文化に関する優れた書籍を表彰することを通して、国民の歴史文化への関心を高め、豊かな歴史文化に恵まれた各県の交流人口の増加を促すとともに、各県民の郷土への自信及び誇りを醸成することを目的とする。第7回古代歴史文化賞は2019年11月6日発表。
http://kodaibunkasho.jp/news/2111
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