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掲載開始日 2019年01月24日

2019年、読書界注目の作家“今村夏子”を体感するチャンス到来。KADOKAWAより2カ月連続刊行

2019年1月刊『あひる』(文庫)2019年2月刊『父と私の桜尾通り商店街』(単行本)

株式会社KADOKAWAより、作家・今村夏子氏の作品集を2カ月連続で刊行いたします。1月24日に、芥川賞候補作&河合隼雄物語賞受賞作の『あひる』が、角川文庫より発売。2月22日に、書き下ろしを含む最新小説単行本『父と私の桜尾通り商店街』が発売いたします。


NO.1注目作家の芥川賞候補作&河合隼雄物語賞受賞作が角川文庫から発売!






2019年1月24日発売 最新文庫本『あひる』

■内容紹介
あひるを飼い始めてから子供がうちによく遊びにくるようになった。あひるの名前はのりたまといって、前に飼っていた人が付けたので、名前の由来をわたしは知らない――。わたしの生活に入り込んできたあひると子供たち。だがあひるが病気になり病院へ運ばれると、子供は姿を見せなくなる。2週間後、帰ってきたあひるは以前よりも小さくなっていて……。日常に潜む不安と恐怖をユーモアで切り取った、河合隼雄物語賞受賞作。




■書誌情報
『あひる』今村夏子/著
発売日:2019年1月24日発売予定
定価:本体520円+税
頁数:176頁
体裁:文庫判
発行:KADOKAWA
書誌ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321806000312/

2019年2月22日発売 最新単行本『父と私の桜尾通り商店街』




■内容紹介
日常から外れていく不穏とユーモア。
今村ワールド全開、1年半ぶりの最新作品集!
店を畳む決意をしたパン屋の父と「私」。父は残った材料が尽きるまで、最後の営業としてパンを焼き続けるが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい――(「父と私の桜尾通り商店街」)
全国大会を目指すチアリーディングチームのなかで、誰よりも高く飛んだなるみ先輩。かつてのトップで、いまは見る影もないなるみ先輩にはある秘密があった――(「ひょうたんの精」)
ほか、書き下ろしを含む全6編を収録。

■書誌情報
『父と私の桜尾通り商店街』今村夏子/著
発売日:2019年2月22日発売予定
予価:本体1300円+税
頁予定:240頁
体裁:四六版上製
装画:川嶋恵津子
装丁:鈴木成一デザイン事務所
発行:KADOKAWA
書誌ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321708000200/

■収録作品
・白いセーター 「文学ムック たべるのがおそい vol.3」
・ルルちゃん 「文芸カドカワ2017年12月号」
・ひょうたんの精 「文芸カドカワ2017年10月号」
・せとのママの誕生日 「早稲田文学増刊 女性号」
・モグラハウスの扉 書き下ろし
・父と私の桜尾通り商店街 「文芸カドカワ2016 年9月号」

『こちらあみ子』『あひる』『星の子』と著書すべてが主要文学賞にノミネート。注目の作家・今村夏子

■著者紹介
今村夏子(いまむら・なつこ)
1980年生まれ。2010年「あたらしい娘」(「こちらあみ子」に改題)で第26回太宰治賞を受賞し、デビュー。本作を含む単行本で第24回三島由紀夫賞を受賞した。16年には、文学ムック「たべるのがおそい vol.1」に発表した「あひる」が第155回芥川賞候補となる。17年、単行本『あひる』で第5回河合隼雄物語賞を受賞。最新刊『星の子』は第39回野間文芸新人賞を受賞したほか、第157回芥川賞候補、18年本屋大賞第7位。