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掲載開始日 2018年11月09日

角川新書11月の新刊! 老中・松平定信が集めた江戸役人の人物評『よしの冊子』を読み解く『武士の人事』、産業化するネット世論操作の実体を暴く『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』など計4作品

このたび、株式会社KADOKAWAより、角川新書2018年11月の新刊計4作品を11月10日(土)に発売いたします。
最新刊では、鬼平こと長谷川平蔵、田沼意次などは人事的にどう評価されていたのか。江戸役人たちの発言や噂話、出世欲、保身、家庭の悩みまで見えてくる『武士の人事』(山本博文)。経済、文化、宗教、サイバー攻撃など、あらゆる手段を駆使した新しい戦争「ハイブリッド戦」の重要なツールについて多面的に考察する『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』(一田和樹)、などが登場! ぜひこの機会にお手に取りください。
★最新情報を発信中! 角川新書公式サイト:http://shinsho.kadokawa.jp/
角川新書公式Twitter:@kadokawashinsho

[表: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/5177_1.jpg ]

発行:株式会社KADOKAWA 体裁:新書判 ※地域により発売日が前後する場合があります。
電子書籍も発売中!

【各作品概要】



『武士の人事』
長谷川平蔵は「人物は宜しからず」――。天明七年、八代将軍吉宗の孫・松平定信が老中首座に任じられた。賄賂の田沼時代からの脱却を目指した定信が集めさせた江戸役人たちの人物評『よしの冊子』を読む。

[著者プロフィール] 山本博文(やまもと・ひろふみ)
1957年、岡山県津山市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学史料編纂所教授。1992年、『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のちに講談社学術文庫)で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書に、『決定版 江戸散歩』(KADOKAWA)、『赤穂事件と四十六士』(吉川弘文館)、『東大教授の「忠臣蔵」講義』『流れをつかむ日本史』(共に、角川新書)、『現代語訳 武士道』(ちくま新書)、『歴史をつかむ技法』(新潮新書)、『天皇125代と日本の歴史』(光文社新書)など多数。角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』の全巻監修。NHK Eテレ「知恵泉」などテレビやラジオなどにも数多く出演。

定価:本体840円+税 / 頁数:240ページ
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321806000091/



『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』
「ねつ造された報道」などというイメージとは異なり、いまや戦争兵器としての役割をも担うフェイクニュース。国家が本気でその対策を取る時代になっているにもかかわらず、日本では報じられない、その真の姿を描く。

[著者プロフィール] 一田和樹(いちだ・かずき)
東京生まれ。経営コンサルタント会社社長、IT企業の常務取締役などを歴任後、2006年に退任。09年1月より小説の執筆を始める。10年、長編サイバーセキュリティミステリ「檻の中の少女」で島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、デビュー。サイバーミステリを中心に執筆。小説以外の著作には『犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術』(江添佳代子氏との共著、角川新書)、『サイバーセキュリティ読本【完全版】ネットで破滅しないためのサバイバルガイド』(海星社新書)などがある。

定価:本体840円+税 / 頁数:272ページ
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321803000316/



『サブカル勃興史 すべては1970年代に始まった』
2010年代に入ってからウルトラ・シリーズ、仮面ライダー、ガンダム、あるいはベルばら、ポーの一族などが40、50周年を迎えている。逆算すれば分かるが、これらの大半は1970年代に始まったのだ――。

[著者プロフィール] 中川右介(なかがわ・ゆうすけ)
作家・編集者。1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、2014年秋まで代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手がける。著書多数。

定価:本体840円+税 / 頁数:304ページ
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321711000156/



『新版 ナチズムとユダヤ人 アイヒマンの人間像』
アウシュビッツをはじめ、人類史に残る、恐るべきナチスによるユダヤ人絶滅計画。大虐殺に責任のある男・アイヒマン。その裁判の場にいた日本人著者による、生々しき傍聴記とアイヒマンの評伝。ベストセラー復刊!

[著者プロフィール]  村松 剛(むらまつ・たけし)
評論家。筑波大学名誉教授。1929年生まれ。東京大学大学院文学研究科仏語仏文学専攻〔59年〕博士課程修了。94年没。大学院在学中から文芸評論家として活躍。58年には遠藤周作らと「批評」を創刊する。ナチズムに対する関心から、61年アイヒマン裁判傍聴のためイスラエルへ赴く。62年にはアルジェリア独立戦争に従軍取材。立教大学教授などを務めたのち、74年筑波大学教授。著書に『アルジェリア戦線従軍記』『死の日本文学史』『評伝アンドレ・マルロオ』『帝王後醍醐 「中世」の光と影』『三島由紀夫の世界』など。

定価:本体840円+税 / 頁数:280ページ
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321805000130/