死なない少女の屍体は、ここに。2

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年12月10日
判型:
文庫判
ページ数:
276
ISBN:
9784049167603
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死なない少女の屍体は、ここに。2

  • 著者 築地 俊彦
  • イラスト 切符
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年12月10日
判型:
文庫判
ページ数:
276
ISBN:
9784049167603

死しても、なお失われぬものは――。

 皇族が住まう宮殿で、元騎士団長テッサに酷似した亡骸が発見された。
 しかしレミナを除く騎士団の誰もが、テッサを覚えてはいなかった。
 テッサの記憶が神国中から消え去ったなか、レミナはただひとり、その真相を追い始める。
 そしてもう一人、テッサのことを覚えている者がいた。
 それは、かつて彼女を死の淵へと追い詰めた罪人・シマリク。彼女は協力してもいいと告げるが、その対価として独房からの解放を要求する。

「さあ、テッサのいない世界を、私にも見せて」

 ――これは英雄を失った世界で生きる、残された罪人の物語。
 皇族が住まう宮殿で、元騎士団長テッサに酷似した亡骸が発見された。
 しかしレミナを除く騎士団の誰もが、テッサを覚えてはいなかった。
 テッサの記憶が神国中から消え去ったなか、レミナはただひとり、その真相を追い始める。
 そしてもう一人、テッサのことを覚えている者がいた。
 それは、かつて彼女を死の淵へと追い詰めた罪人・シマリク。彼女は協力してもいいと告げるが、その対価として独房からの解放を要求する。

「さあ、テッサのいない世界を、私にも見せて」

 ――これは英雄を失った世界で生きる、残された罪人の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「死なない少女の屍体は、ここに。2」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 続きがあるとは思わず何をやるのかと思ったら、「記憶」を使って再びの「死」を描いてくるとは。界律騎士団の団員たちの華麗さは前巻から引き続き伝わってくる。ひとりの少女が成し遂げられなかったその想いはどこか 続きがあるとは思わず何をやるのかと思ったら、「記憶」を使って再びの「死」を描いてくるとは。界律騎士団の団員たちの華麗さは前巻から引き続き伝わってくる。ひとりの少女が成し遂げられなかったその想いはどこから来たものだったのか。真相はいかに。 …続きを読む
    ほたる
    2025年12月13日
    9人がナイス!しています
  • 最初にざっとあらすじやキャラ紹介が欲しかった(切実)とは思いつつ、朧気な正直続編が出るまで思い出しもしなかった、断片的な記憶を辿りながらぽつぽつといやボコボコとある空白に惑いながら為される彼女たちへの 最初にざっとあらすじやキャラ紹介が欲しかった(切実)とは思いつつ、朧気な正直続編が出るまで思い出しもしなかった、断片的な記憶を辿りながらぽつぽつといやボコボコとある空白に惑いながら為される彼女たちへのアプローチは劇中の事態への同期とも言えるなと開き直る。経験や知識を後世に伝えるべく書に記し儀式というカタチに落とし込んできた歴史。形式と本質の断絶に孕む危険性を以てその人その誰かに対し綴られる思慕に涙が滲んだよ。どの口が言うのか、前巻とセットでニコイチで評価したい作品。 …続きを読む
    鰹よろし
    2025年12月15日
    1人がナイス!しています
  • 1巻から続く、あまりにも切ない後日談でした。 英雄テッサの死後、周りの人々から彼女の記憶さえ消えてしまった中で、テッサを覚えているのはレミナとシマリクだけ。 シマリクがテッサに抱く想いはあまりにも重く複 1巻から続く、あまりにも切ない後日談でした。 英雄テッサの死後、周りの人々から彼女の記憶さえ消えてしまった中で、テッサを覚えているのはレミナとシマリクだけ。 シマリクがテッサに抱く想いはあまりにも重く複雑で、彼女の独白や回想シーンには胸を打たれました。 「テッサのことが一番好きだったのは私よ。あの人の笑顔を守りたいと願ったのも、花冠を編んで頭に載せたのも、夜の歌声を最後まで聴き届けたのも……。誰よりも近くで支え続けたのは私。だからこそ……あの人を絶望に追いやる役も、私が担った」 …続きを読む
    鏡野繭
    2025年12月11日
    0人がナイス!しています

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