サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程

サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年03月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
560
ISBN:
9784040824598
label

サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程

  • 著者 大場 正明
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年03月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
560
ISBN:
9784040824598

一時は古書価格3万円超だった郊外論の先駆的名著が30年ぶりに復刊!

「常に立ち返るべき郊外文化論の傑作」――速水健朗氏絶賛

米国においてある時期に、国民感情と結びつくかたちで大きな発展を遂げ、明確なイメージを持って定着するようになったサバービア(郊外住宅地と文化)――。

アメリカ映画を渉猟した著者が描く家族とコミュニティの光と影。

古書価格も高騰していた「郊外論」の先駆的名著が30年ぶりに復刊!


※本書は、一九九三年一一月に東京書籍より刊行された『サバービアの憂鬱 アメリカン・ファミリーの光と影』を改題の上、加筆修正して復刊したものです。
「常に立ち返るべき郊外文化論の傑作」――速水健朗氏絶賛

米国においてある時期に、国民感情と結びつくかたちで大きな発展を遂げ、明確なイメージを持って定着するようになったサバービア(郊外住宅地と文化)――。

アメリカ映画を渉猟した著者が描く家族とコミュニティの光と影。

古書価格も高騰していた「郊外論」の先駆的名著が30年ぶりに復刊!


※本書は、一九九三年一一月に東京書籍より刊行された『サバービアの憂鬱 アメリカン・ファミリーの光と影』を改題の上、加筆修正して復刊したものです。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序章
第1章 50年代の郊外の世界へ
第2章 新しい郊外の現実
第3章 娯楽を変えた50年代のモンスター
第4章 広告と商品から浮かび上がる郊外の幸福
第5章 アメリカン・ファミリーの出発点
第6章 郊外と都市のはざまで揺れる理想
第7章 変わりゆくアメリカの風景
第8章 アメリカン・ファミリーの亀裂
第9章 アメリカン・ドリームの向こう側
第10章 郊外住宅地の夜空に飛来するUFO
第11章 ボルティモアの郊外から噴き出すバッド・テイスト
第12章 郊外の子供たちのモノローグ
第13章 中流の生活を見つめるミニマリズムの作家たち
第14章 保守化するアメリカから浮かび上がる家族の肖像
第15章 崩壊する家庭とよみがえる50年代の亡霊
第16章 揺らぐ50年代のイメージ
第17章 戦争が終わり、世界の終わりが始まった
第18章 郊外のティーンエイジャーに襲いかかる悪夢
第19章 こわばった郊外居住者の妄想
第20章 エスケープ・フロム・サバーブズ
第21章 サバーブズからエッジ・シティへ
第22章 新しいフロンティアのリアリティ
第23章 ゲイの浸透と新しい家族の絆
第24章 現代の郊外では何が起こっているのか
第25章 90年代を予感させる歪んだ郊外のイメージ
第26章 コミュニティの理想と個人の希望のはざまで
あとがき 
新書版あとがき 
参考/引用文献・映画・音楽

「サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • アメリカの郊外、アメリカン・ファミリー。詳しくない私でも何となく浮かんでくる映像がある。「シリアル・ママ」冒頭とか。本書は大量の映画、文学等から郊外に着目し、生成の背景事情や住民の意識を描出、念願かな アメリカの郊外、アメリカン・ファミリー。詳しくない私でも何となく浮かんでくる映像がある。「シリアル・ママ」冒頭とか。本書は大量の映画、文学等から郊外に着目し、生成の背景事情や住民の意識を描出、念願かなって定着したかに見えたライフスタイルに覗く亀裂からの変質も射程に入れる。スピルバーグ、フィリップ・K・ディックらおなじみの名前もあれば、未訳作品も登場するが、要約が上手く、切り口が鮮やかなので読みづらさは皆無。今後アメリカのニュースを見たら本書を思い出すだろう。 …続きを読む
    M H
    2023年04月13日
    23人がナイス!しています
  • その時代を表現したアメリカ映画からアメリカの郊外の発展と変化を解説した本。 大量の映画が取り上げられていますが、ピンクフラミンゴをはじめとするジョン・ウォーターズ監督の作品が強烈に印象に残りました。 その時代を表現したアメリカ映画からアメリカの郊外の発展と変化を解説した本。 大量の映画が取り上げられていますが、ピンクフラミンゴをはじめとするジョン・ウォーターズ監督の作品が強烈に印象に残りました。
    スプリント
    2023年04月16日
    10人がナイス!しています
  • たしかに「郊外」とその文化や風俗まで視野に入れた分析作品はあまりなかった、と納得。アメリカといえば都会か田舎の二分論で語られがちだが、「郊外」というのは第三の軸になる。 郊外といえば庭付きの家、パパと たしかに「郊外」とその文化や風俗まで視野に入れた分析作品はあまりなかった、と納得。アメリカといえば都会か田舎の二分論で語られがちだが、「郊外」というのは第三の軸になる。 郊外といえば庭付きの家、パパとママと子ども、ハイスクールのスポーツ選手とその彼女、ショッピングモールなどが象徴的だが、裏を返せば画一的、同調圧力、目に見えないけれど歴然と存在する(スクール)カーストなど、光と同じくらいの影がある。 郊外の映画を取り上げた作品紹介論として読んでも面白い。 …続きを読む
    Inzaghico
    2024年04月28日
    7人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品