• 特にスプラッタな表現というわけではないのに、気持ち悪さで一杯になるこの筆致。治る見込みのない病から突然快復する子ども達が続出。歩き出し、話し始める奇跡。が、余りにも異様なその振舞い。彼らは何か別のモノ 特にスプラッタな表現というわけではないのに、気持ち悪さで一杯になるこの筆致。治る見込みのない病から突然快復する子ども達が続出。歩き出し、話し始める奇跡。が、余りにも異様なその振舞い。彼らは何か別のモノになってしまっている。明らかに良くない事が起きているのに、その実態が掴めない不気味さ。謎を解き、障りを祓うるみの心に根強く蔓延る自己否定と、助手の青山への切ないまでの思い、悩み苦しむ病児の親の願いが相まって、おぞましいのに悲しみを感じる読書になった。あの邪悪な超美青年が頼もしい役割を果たしてくれたね。 …続きを読む
  みっちゃん

  2023年03月09日
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• ★★★★☆ シリーズ3作目♪難病の子供たちが突然完治、だが異様な言動をするように。佐々木事務所に相談が舞い込み、るみは原因を探る。子供たちに共通しているのは、病院で行われたあるイベントに参加していたことだった ★★★★☆ シリーズ3作目♪難病の子供たちが突然完治、だが異様な言動をするように。佐々木事務所に相談が舞い込み、るみは原因を探る。子供たちに共通しているのは、病院で行われたあるイベントに参加していたことだった…。月の力と"おさら観音”信仰、キリスト教、祈りと呪い、神とは？複雑怪奇でありながらも、一気に読ませるリーダビリティの高さはさすが！今回はるみ視点で話が進み、るみの弱さや相棒の青山くんへの思いがよく描かれていた。そしてあの絶世の美青年・片山が助っ人役で登場♡その後が気になるラスト、続編があるのかな？ …続きを読む
  ★Masako★

  2023年04月16日
  76人がナイス！しています
• るみさんの超絶マイナス思考と青山くんの暖かい体温が更に際立っている。不治の病を抱えた子供たちを癒す謎の男が後に残したのは癒しだけではなく、奇行と人格の変貌。変わってしまっても生きてさえいれば、というの るみさんの超絶マイナス思考と青山くんの暖かい体温が更に際立っている。不治の病を抱えた子供たちを癒す謎の男が後に残したのは癒しだけではなく、奇行と人格の変貌。変わってしまっても生きてさえいれば、というのも解る。だが、“お皿さま”信仰だけではない闇深い存在が見え隠れする事に気づいたるみは・・・。単独調査と青山くんのチラつく影。ミスリードは反則気味だが、たとえ真犯人が青山くんであっても真っ向から向き合う覚悟に至るるみさんが好ましい。物部さんとの和解、そして片山敏彦の大活躍！前巻登場の悪魔的に美しい彼が素晴らしい …続きを読む
  眠る山猫屋

  2023年03月06日
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