ハンス・ヨナスの哲学

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041124079
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ハンス・ヨナスの哲学

  • 著者 戸谷 洋志
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041124079

ハイデガーの弟子が投げかけた、「未来への責任」の哲学。

ハイデガーの弟子、ユダヤ人のハンス・ヨナスはその生命・技術倫理で国際条約などに広範な影響を与えた哲学者。彼の思想は、師・ハイデガーがナチスを賛美するという衝撃やアウシュビッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思索を重ね練り上げられた。「人は未来世代へ責任を取りうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお発展し続ける技術と生命への問いに対し、まさに必要とされるヨナス哲学の入門書。文庫化にあたり、「補論 『存在と時間』とヨナス」を書き下ろし掲載。 ハイデガーの弟子、ユダヤ人のハンス・ヨナスはその生命・技術倫理で国際条約などに広範な影響を与えた哲学者。彼の思想は、師・ハイデガーがナチスを賛美するという衝撃やアウシュビッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思索を重ね練り上げられた。「人は未来世代へ責任を取りうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお発展し続ける技術と生命への問いに対し、まさに必要とされるヨナス哲学の入門書。文庫化にあたり、「補論 『存在と時間』とヨナス」を書き下ろし掲載。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
凡例
第一章 ヨナスの人生
第二章 テクノロジーについて―技術論
第三章 生命について―哲学的生命論
第四章 人間について―哲学的人間学
第五章 責任について
第六章 未来への責任の基礎付け
第七章 神について―神学
おわりに
補 論  『存在と時間』とヨナス
読書案内
文庫版あとがき

「ハンス・ヨナスの哲学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 名のみ知っていたハンス・ヨナスの紹介。ハンナ・アーレントとも友人で、ハイデッガーの弟子がナチスを支持した師から離反して、自らの生命哲学、世代間倫理を作り上げる様子を紹介している。科学技術を使用する現在 名のみ知っていたハンス・ヨナスの紹介。ハンナ・アーレントとも友人で、ハイデッガーの弟子がナチスを支持した師から離反して、自らの生命哲学、世代間倫理を作り上げる様子を紹介している。科学技術を使用する現在世代が、自然環境を破壊し、未来世代の生命を脅かすその責任をそもそもどのようにして問えるかを思考する。しかし、その神学についてはどうもよく理解できなかった。無力な神とは、そもそも神の定義に反しているのではないか。ユダヤ教と哲学はどのように融合できるのか、それが問題である。 …続きを読む
    呼戯人
    2022年05月16日
    22人がナイス!しています
  • 方法論はハイデガーに依っているが、それを生命倫理や「責任」理論へ拡張したハンス・ヨナスの紹介本。テクノロジーに関する議論は『存在と時間』に論拠があるが、それを生命に敷衍して、未来世代への責任へと広げて 方法論はハイデガーに依っているが、それを生命倫理や「責任」理論へ拡張したハンス・ヨナスの紹介本。テクノロジーに関する議論は『存在と時間』に論拠があるが、それを生命に敷衍して、未来世代への責任へと広げている。面白かったです。本人が書いた本にも触れたくなりました。 …続きを読む
    Ex libris 毒餃子
    2022年03月27日
    15人がナイス!しています
  • 哲学的生命論が非常に興味深い。もっと詳しく読んでみたい気がした。 哲学的生命論が非常に興味深い。もっと詳しく読んでみたい気がした。
    Tenouji
    2023年12月09日
    11人がナイス!しています

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