子狐たちの災園

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年07月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784041123393
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子狐たちの災園

  • 著者 三津田 信三
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年07月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784041123393

奇妙な建物×不気味な怪異。ノンストップ・ホラー・ミステリ!

6歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。優しい両親とともに穏やかな日々を送る奈津江だったが、突然、立て続けに両親を失うという不幸が彼女を襲う。さらに、両親は自分の実の親ではないと知らされたのだ。呆然とする奈津江は、実姉を名乗る深咲に連れられ、父が経営する子どもたちの施設“祭園”に引き取られることになる。そこに暮らすのはわけありの少年少女たちだった。周囲を取り囲む黒い鬱蒼とした森、施設内をさまよう狐面の女、廃屋と化した“廻り家”と呼ばれる奇怪な祈祷所。やがて、奈津江の秘密が明かされるとき、惨劇が幕を開ける――。怪異と謎に溢れた極上のホラー・ミステリ。『災園』を改題。 6歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。優しい両親とともに穏やかな日々を送る奈津江だったが、突然、立て続けに両親を失うという不幸が彼女を襲う。さらに、両親は自分の実の親ではないと知らされたのだ。呆然とする奈津江は、実姉を名乗る深咲に連れられ、父が経営する子どもたちの施設“祭園”に引き取られることになる。そこに暮らすのはわけありの少年少女たちだった。周囲を取り囲む黒い鬱蒼とした森、施設内をさまよう狐面の女、廃屋と化した“廻り家”と呼ばれる奇怪な祈祷所。やがて、奈津江の秘密が明かされるとき、惨劇が幕を開ける――。怪異と謎に溢れた極上のホラー・ミステリ。『災園』を改題。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次

一 稲荷の祠 
二 秘密の姉 
三 母の死 
四 狐使い 
五 祭園 
六 住人たち 
七 回るもの 
八 灰色の女 
九 奇っ怪な死 
十 廻り家 
十一 二日目の夜 
十二 消えるもの 
十三 肝試し 
十四 再び廻り家へ 
十五 決死の脱出 
十六 連れて行かれる…… 
十七 消える子供たち 
十八 一枚の写真 
十九 過去 
二十 灰色の女の正体? 
二十一 闇の中へ 
二十二 陰の狐火 
終 章

「子狐たちの災園」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本書は「災園」の改題らしいが自分はそちらを読んでおらず手に取った。主人公は6歳の奈津江。両親を立て続きに喪い、彼らが実の親子関係でなかったという事実を知る。奈津江はひとりきりになってしまい、実父が経営 本書は「災園」の改題らしいが自分はそちらを読んでおらず手に取った。主人公は6歳の奈津江。両親を立て続きに喪い、彼らが実の親子関係でなかったという事実を知る。奈津江はひとりきりになってしまい、実父が経営する子供のための施設の「祭園」に引き取られることになった。そこで起きる怪奇な出来事について描いたものだが、正直な感想で自分には全く響くものがなかった。ホラー文庫で出版されているが、ホラーは雰囲気だけでミステリーの要素に近いものでそれも冴えない。辛口になったが、三津田さんは好きな作家なので今後に期待したい。 …続きを読む
    のぶ
    2022年08月06日
    90人がナイス!しています
  • ★★★✰︎☆ 両親を立て続けに喪った6歳の奈津江は、訳ありの子どもの為の施設"祭園”に引き取られる。そこには"廻り家”という不気味な祈祷所が。そして奈津江の部屋や祈祷所に現れる狐面の"灰色の女”の正体は…。狐使いの ★★★✰︎☆ 両親を立て続けに喪った6歳の奈津江は、訳ありの子どもの為の施設"祭園”に引き取られる。そこには"廻り家”という不気味な祈祷所が。そして奈津江の部屋や祈祷所に現れる狐面の"灰色の女”の正体は…。狐使いの家系、呪われた血筋、三津田さんお得意の後ろからヒタヒタと迫る恐怖、奈津江の出生の秘密、あの予想外のラスト等面白くはあったけど、子供たちが主役のせいか、それほど怖くはなかったかな。白狐、黒狐についてもっと知りたかった。聡明だという奈津江の言動や思考があまりに大人びていて、ちょっと引いてしまった。 …続きを読む
    ★Masako★
    2022年09月01日
    74人がナイス!しています
  • 狐使いの血を引く少女の養父母が亡くなり、実父が営む施設へ行くことに。施設に潜む怪異と謎とは…みたいな内容。なんとなく結末が分かってしまったが、まあ結構楽しんで一気読み。 狐の力と言えば何でもありな気もす 狐使いの血を引く少女の養父母が亡くなり、実父が営む施設へ行くことに。施設に潜む怪異と謎とは…みたいな内容。なんとなく結末が分かってしまったが、まあ結構楽しんで一気読み。 狐の力と言えば何でもありな気もするが、年齢の設定はもうちょい何とかならなかったのか。違和感がありすぎる。 …続きを読む
    mihya
    2023年06月21日
    71人がナイス!しています

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