寂光院残照

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年01月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041120736
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寂光院残照

  • 著者 永井 路子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年01月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041120736

鎌倉の権力の座を巡る複雑な人間模様と陰謀を鋭く描いた傑作歴史小説。

壇ノ浦の戦いで九死に一生を得て寂光院に隠棲した建礼門院。彼女のもとに突然、後白河法皇が姿を見せる。平家に対する裏切りに一切の罪悪も感じない様に恐怖と憤りを覚える侍女に対し、驚くほど冷静な女院。彼女は何を思うのか。平家滅亡後を描く表題作の他、義経追討に名を挙げた男の顛末を描いた「土佐房昌俊」、「頼朝の死」など全6作を収録。鎌倉時代の権力の座を巡る複雑な人間模様と渦巻く陰謀に切り込んだ傑作歴史小説。 壇ノ浦の戦いで九死に一生を得て寂光院に隠棲した建礼門院。彼女のもとに突然、後白河法皇が姿を見せる。平家に対する裏切りに一切の罪悪も感じない様に恐怖と憤りを覚える侍女に対し、驚くほど冷静な女院。彼女は何を思うのか。平家滅亡後を描く表題作の他、義経追討に名を挙げた男の顛末を描いた「土佐房昌俊」、「頼朝の死」など全6作を収録。鎌倉時代の権力の座を巡る複雑な人間模様と渦巻く陰謀に切り込んだ傑作歴史小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

右京局小夜がたり
土佐房昌俊
寂光院残照
ばくちしてこそ歩くなれ
頼朝の死
后ふたたび

「寂光院残照」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読メでは記録なく、過去に一作品読んだか読まぬかの永井路子氏作品。鎌倉時代の初期をテーマにした短編集。先ずは永井氏の筆に圧倒感を抱く。ここまで人物やシーンが乗り移って描ける方だという事に。中身も知らぬ事 読メでは記録なく、過去に一作品読んだか読まぬかの永井路子氏作品。鎌倉時代の初期をテーマにした短編集。先ずは永井氏の筆に圧倒感を抱く。ここまで人物やシーンが乗り移って描ける方だという事に。中身も知らぬ事多く興味深いのであるが、それ以上にその乗り移り的な筆致の方に心奪われた。また他の作品を折に触れて読んでみたいと思った。 …続きを読む
    あすなろ
    2022年06月19日
    99人がナイス!しています
  • 短編集。「右京局小夜がたり」「土佐房昌俊」「寂光院残照」「ばくちしてこそ歩くなれ」「頼朝の死」「后ふたたび」の6編。「土佐房昌俊」と「ばくちしてこそ歩くなれ」がなんとなくユーモラスでよかった。「頼朝の 短編集。「右京局小夜がたり」「土佐房昌俊」「寂光院残照」「ばくちしてこそ歩くなれ」「頼朝の死」「后ふたたび」の6編。「土佐房昌俊」と「ばくちしてこそ歩くなれ」がなんとなくユーモラスでよかった。「頼朝の死」では噂というものを改めて考えさせられた。 …続きを読む
    けやき
    2022年02月10日
    59人がナイス!しています
  • 久々の永井作品。大河ドラマに触発されて。平家〜源氏への移り変わりのこの時代は滅法ややこしいけど、面白さと世の儚さと混沌さが感じられて結構好き。立ち回り、口を噤み、盛えるもの、堕ちていくもの。歴史の表舞 久々の永井作品。大河ドラマに触発されて。平家〜源氏への移り変わりのこの時代は滅法ややこしいけど、面白さと世の儚さと混沌さが感じられて結構好き。立ち回り、口を噤み、盛えるもの、堕ちていくもの。歴史の表舞台に名が残る人々も、傍から見つめる数多の人々も。時代の狭間に生きて死していく人の世の無常。建礼門院の出家後が気になり手をつけた表題作は、空虚さの中に寂しくひっそりと佇む姿を思い浮かべた。子を亡くし、一族を失くし、ただ一人命永らえた生を過ごすには、それまで以上に無関心無感動であるしかなかったのではなかろうか… …続きを読む
    hrmt
    2022年05月09日
    33人がナイス!しています

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