王朝序曲(下)

王朝序曲(下)

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年02月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041372050
label

王朝序曲(下)

  • 著者 永井 路子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年02月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041372050

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「王朝序曲(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 図書館の本。一気読みでした!!O(≧∇≦)O 帝王、巨人の政治から、穏やかでしたたかな官僚社会のへの質的な変革は、COOLで冷静な藤原冬嗣の、密やかな凄さを物語る。政治は官僚へ、文化は帝へ。日本の漢詩漢文が花開き 図書館の本。一気読みでした!!O(≧∇≦)O 帝王、巨人の政治から、穏やかでしたたかな官僚社会のへの質的な変革は、COOLで冷静な藤原冬嗣の、密やかな凄さを物語る。政治は官僚へ、文化は帝へ。日本の漢詩漢文が花開き、和歌集へと連なってゆく。また、源氏誕生の謂れも興味深かった。 …続きを読む
    ねむねむあくび♪
    2015年08月06日
    51人がナイス!しています
  • 下巻が見つからず古本ででお取り寄せ。何故もっと早くこの作品を知らなかったのか。長岡良子の「眉月の誓」の藤原不比等を読んだ時のように面白かった。一時期読んだ永井路子をこの年まで遠ざけていたのは何だったん 下巻が見つからず古本ででお取り寄せ。何故もっと早くこの作品を知らなかったのか。長岡良子の「眉月の誓」の藤原不比等を読んだ時のように面白かった。一時期読んだ永井路子をこの年まで遠ざけていたのは何だったんだろう。歴史物から離れていた自分にびっくり。多分、仕事で逆境というか「時を待つ」立場に疲れて、刹那的な読書を繰り返し、子育てや私事に忙殺されて、安易な流し読み的読書ばかり繰り返していたからか。平城京から平安京、藤原氏の繁栄を気づいた冬嗣とその周辺、蔵人頭の設置、政治と親子きょうだいの在り様。得難き人事の妙。 …続きを読む
    neimu
    2022年08月27日
    50人がナイス!しています
  • まさに「序曲」。桓武から平城へと続いた権力闘争は終焉を迎え、嵯峨に始まる「平安」な時代へ。奈良から長岡、平安と目まぐるしく変わった王都、皇太子を巡る思惑や陰謀、疑心。昼ドラもかくやと思われるドロドロし まさに「序曲」。桓武から平城へと続いた権力闘争は終焉を迎え、嵯峨に始まる「平安」な時代へ。奈良から長岡、平安と目まぐるしく変わった王都、皇太子を巡る思惑や陰謀、疑心。昼ドラもかくやと思われるドロドロした人間ドラマが、権力に興味のない嵯峨天皇の即位により、花鳥風月を愛で中国詩文に浸る文雅の王朝開幕へ。それに沿う形で政治の中心を歩いた、藤原内麻呂、真夏・冬嗣兄弟、それぞれの政治に対する姿勢の対比も面白く、驚くほど時代の流れが理解しやすかった。また冬嗣ら登場人物が現代語で思考、会話するのも読みやすい一因かと。 …続きを読む
    Haru
    2015年07月14日
    41人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品