川端茅舎全句集

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年01月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044006846
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川端茅舎全句集

  • 著者 川端 茅舎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年01月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044006846

「花鳥諷詠真骨頂漢」「茅舎浄土」――稀代の俳人・茅舎の圧倒的神性。

「金剛の露ひとつぶや石の上」 「約束の寒の土筆を煮て下さい」師である高浜虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」の称を受け、「茅舎浄土」「露の茅舎」と冠された早逝の俳人。同じく虚子の愛弟子である松本たかしが、その句を「凄味」と評するほど、同時代の俳人が一目置く存在であった。生前の全句集に、虚子選の後期作品を網羅。散文「花鳥巡礼」「俳諧新涼」、自句自解、年譜、初 句・季語索引を付した決定版!
解説・松本たかし/宇多喜代子
「金剛の露ひとつぶや石の上」 「約束の寒の土筆を煮て下さい」師である高浜虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」の称を受け、「茅舎浄土」「露の茅舎」と冠された早逝の俳人。同じく虚子の愛弟子である松本たかしが、その句を「凄味」と評するほど、同時代の俳人が一目置く存在であった。生前の全句集に、虚子選の後期作品を網羅。散文「花鳥巡礼」「俳諧新涼」、自句自解、年譜、初 句・季語索引を付した決定版!
解説・松本たかし/宇多喜代子

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

庭の花 高浜虚子
川端茅舎句集
華 厳
白 痴
華厳以後
解 説 松本たかし
年譜にかえて 深川正一郎
花鳥巡礼
俳諧新涼
自句自解
新解説「川端茅舎の凄味」 宇多喜代子
年 譜
初句索引
季語索引

「川端茅舎全句集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 花鳥諷詠真骨頂の名に劣らず、自然をこれでもかと美しく表現されている。弱病に伏し夭折した茅舎は、この世を生きることがある種の観光旅であり、目に映るひとつひとつが輝いて見えていたのだろう。 「金剛の 露ひ 花鳥諷詠真骨頂の名に劣らず、自然をこれでもかと美しく表現されている。弱病に伏し夭折した茅舎は、この世を生きることがある種の観光旅であり、目に映るひとつひとつが輝いて見えていたのだろう。 「金剛の 露ひとつぶや 石の上」 「月光に 深雪の創 かくれなし」 「朴散華 即ちしれぬ 行方かな」 …続きを読む
    さゆ@俳句集販売中
    2024年01月07日
    116人がナイス!しています
  • 17歳で俳句を始め44歳で夭逝した俳人なので作品が少ない。闘病中に自然への強い憧れを詠んだ句に心惹かれます。 17歳で俳句を始め44歳で夭逝した俳人なので作品が少ない。闘病中に自然への強い憧れを詠んだ句に心惹かれます。
    あや
    2022年02月19日
    14人がナイス!しています
  • 「金剛の露ひとつぶや石の上」露の茅舎と呼ばれた川端茅舎の最初の句集(昭和9年)の最初は露の句に始まり、16句目にこの句がある。その後も露の句を多く作った。昭和8年10月に一気に作ったという5句の露の句も 「金剛の露ひとつぶや石の上」露の茅舎と呼ばれた川端茅舎の最初の句集(昭和9年)の最初は露の句に始まり、16句目にこの句がある。その後も露の句を多く作った。昭和8年10月に一気に作ったという5句の露の句もこれだけの観察から出てくるものなのだろう。◇川端茅舎の鑑賞が面白い。虚子の句の鑑賞がほとんどだが、その鑑賞の深さ、発想の展開の見事さは茅舎の句と同じである。◇俳諧新涼は露の消息について綴られた随筆というべきか日記というべきかであるが、この観察力も素晴らしい。◇自句自解もあり、その背景を辿ることができる。 …続きを読む
    やま
    2022年02月27日
    12人がナイス!しています

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