テスカトリポカ

第165回 直木賞 受賞作
第34回 山本周五郎賞 受賞作
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 2位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 2位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 2位

テスカトリポカ

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作品特設サイト
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年02月19日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
560
ISBN:
9784041096987

第165回 直木賞 受賞作
第34回 山本周五郎賞 受賞作
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 2位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 2位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 2位

テスカトリポカ

  • 著者 佐藤 究
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年02月19日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
560
ISBN:
9784041096987

第165回直木賞受賞!

選考委員大激論! 今一番ヤバいエンターテインメント!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。
選考委員大激論! 今一番ヤバいエンターテインメント!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

特設サイト公開中!


(特設サイトへリンクしています)


物語と時間をめぐる究・極対談――佐藤究×京極夏彦 特別公開!

野性時代完全電子化第1号に掲載された二人の特別対談を『テスカトリポカ』の第165回直木三十五賞と第34回山本周五郎賞の受賞を記念して特別公開!
物語と時間について、そしてお互いの作品について縦横に語り合いました。



(カドブン内特集ページにリンクしています)

著者究極到達点!

「テスカトリポカ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 紛れもなく第1級のエンターテイメント小説である。スケールの大きさでは、これまでにあまり類をみないノワール小説だろう。メキシコの麻薬密売組織、中国の黒社会、インドネシアを拠点とするイスラムの組織―これらの 紛れもなく第1級のエンターテイメント小説である。スケールの大きさでは、これまでにあまり類をみないノワール小説だろう。メキシコの麻薬密売組織、中国の黒社会、インドネシアを拠点とするイスラムの組織―これらの犯罪団を前にすれば、日本のヤクザ組織や警察までもが軟弱なものに見えてしまう。登場人物たちもまた破格に個性的だ。傑出した手腕を持つ心臓外科医「蜘蛛」、アステカの神々を奉じる組織者「調理師」、2mを超える体躯を持つピュアな「断頭台」コシモ。凄まじいばかりの暴力とアステカの神秘的な黒魔術、子どもの虐待と⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2023年08月30日
    863人がナイス!しています
  • 佐藤 究、3作目です。本書は、圧倒的な暴力ノワールをアステカの神々が誘うクライム・ノベル、読み応えがありました。アステカの古代神が現代に蘇り、現人神コシモ降臨ということでしょうか?続編を希望します。 ht 佐藤 究、3作目です。本書は、圧倒的な暴力ノワールをアステカの神々が誘うクライム・ノベル、読み応えがありました。アステカの古代神が現代に蘇り、現人神コシモ降臨ということでしょうか?続編を希望します。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/5433 …続きを読む
    starbro
    2021年03月15日
    790人がナイス!しています
  • 佐藤究、何て力量のある作家だろう。ようやく2日間の正月休みが取れたのでと軽い気持ちで読み始めたら最期、俺は【テスカトリポカ】に取り憑かれたように寝食忘れてぶっ通しで読み耽ってしまった。ストーリーの運び 佐藤究、何て力量のある作家だろう。ようやく2日間の正月休みが取れたのでと軽い気持ちで読み始めたら最期、俺は【テスカトリポカ】に取り憑かれたように寝食忘れてぶっ通しで読み耽ってしまった。ストーリーの運びが見事である。血飛沫飛び散りまくり、骨砕けまくりの暴力描写は気が遠くなる程のリアリティーで描かれるが、ストーリーのテンポの良さでどんどん読まされてしまう。麻薬密売・臓器密売・アステカの神への生け贄など、言葉にすればとんでもなく重たい内容を、これだけ一気に読ませる佐藤究は凄すぎるだろう。 …続きを読む
    青乃108号
    2023年01月05日
    772人がナイス!しています

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