繋渡り 電子版
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ニコカド祭り2020
発売日:
2020年07月29日
商品形態:
電子書籍
ニコカド祭り2020

繋渡り

  • 著者 もちぎ
発売日:
2020年07月29日
商品形態:
電子書籍

SNSフォロワー64万人(2020年7月現在)を超える時代の寵児・ もちぎ初小説!

作家の父と弟と暮らす少年・未智留。
凡庸な両親に育てられた少女・残花。

自らをほんの少しだけ優れた、でも大したことのない存在と断じる二人は、取るに足らぬ同級生を見下ろしながら、卑俗で平凡な住民を横目に見ながら、生活するにはちょっと不便で色々と物足りないこの町で、ほんの少しの諦観とともに退屈で停滞したささやかな日々を過ごしていた。

けれど。
ある日の未智留の一言をきっかけに、二人の平穏な関係は唐突に終わりを迎える。

近親相姦、同性愛、虐待――
少年が背負う過酷な真実が肌を晒した時、二人を中心とした歪な“家族”の物語が幕を開ける。


【もちぎ先生より】
この小説の登場人物は必死に生きる、ダメな思考すら持ったただの人間です。
だからそんなダメな人間を指差して非難して笑った時、自分が運良くダメじゃないというだけの事実や、自分だってダメになってしまうという事実を無視して、もっと生きづらくなる世界を歩むことになると思います。
打算も優柔不断も、依存も懐疑も、冒涜も支配も、うまくいかないコミュニケーションも、後からどうとでも言えるたられば論も、本人の中で矛盾する感情も、全部指摘するのは簡単だけど、人生ってそう簡単じゃないんだなと思って書き上げました。


【担当編集より】
もちぎさんのこれまでの人生、多くの方々との関係性の中で築いてきた自らという素材を削り、煮詰め、端整に組み上げた、彼の分身のような本。

爽やかで心地良く教訓的で、読後に万人が幸せになれる話ではなく、本を開いた瞬間に読者の心を鷲掴みし、力尽くでページを捲らせ続け、容赦なく胸を抉り消えない痕を残すような鋭利な物語。
苛烈で激烈でもちぎさんにしか、そんな彼にも一生涯で一度しか描けない初小説。
どうか魂に刻んでください。

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「繋渡り」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 家庭という絶対的な閉鎖空間。 そこで起こった歪みは伝播し、周囲を巻き込み、世代を超えて多くの人たちを飲み込んでいった……。子どもたちをこの呪縛から解き放つには、自らかがその傷と十字架と向き合い、闘わな 家庭という絶対的な閉鎖空間。 そこで起こった歪みは伝播し、周囲を巻き込み、世代を超えて多くの人たちを飲み込んでいった……。子どもたちをこの呪縛から解き放つには、自らかがその傷と十字架と向き合い、闘わなければいけない。 全編に渡った、人の裏の顔、本性(本音)、なんとヘビーな事か……。 …続きを読む
    かずや
    2020年07月29日
    2人がナイス!しています
  • 「家族」という呪いに繋がれた人たちのお話。もちぎさん、Twitterでお見かけするたびに、達観というか諦観の念が出ていて、作者自身にとってもどこか現在進行形の「呪い」であることを感じさせる。ただそれが 「家族」という呪いに繋がれた人たちのお話。もちぎさん、Twitterでお見かけするたびに、達観というか諦観の念が出ていて、作者自身にとってもどこか現在進行形の「呪い」であることを感じさせる。ただそれが未来まで100%不幸を約束しているのではなくて、ラストで「誰だって幸せになっていいんだよ」と登場人物に言わせるところが好き。あとがきで〈泣き喚く赤ちゃんに、他の赤ん坊の泣き姿を見せると泣き止む〉ことを思い出して書いた、と言っているように、もちぎさんのこの作品が、誰かが縋る糸になるのならば素敵だな、と思った。 …続きを読む
    2020年08月10日
    1人がナイス!しています
  • SNSフォロワー64万人超というもちぎさんの初小説。 200ページ強という分量ながら,いきなりグイグイ攻めてきて,あっという間の読了。 攻めてきてということなんだが,そんなに大事件が起きる訳ではない─ SNSフォロワー64万人超というもちぎさんの初小説。 200ページ強という分量ながら,いきなりグイグイ攻めてきて,あっという間の読了。 攻めてきてということなんだが,そんなに大事件が起きる訳ではない──いや,起きているのか。 哀しみを哀しみとして受け止めることができない人間たちが哀しい。 少年少女の記録──と帯にはあるんだが,その少年少女には“かつての”も含まれる。 それゆえ「繋渡り」なのだ。 …続きを読む
    直人
    2020年08月04日
    1人がナイス!しています

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