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ニコカド祭り2020
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年10月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041095669
ニコカド祭り2020

イノセンス

  • 著者 小林 由香
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2020年10月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041095669

一度過ちをおかした人間は、 人を好きになってはいけないのだろうか。

【Innocence:[名]無罪、潔白】

音海星吾は美術サークルに所属する大学生。中学生時代、不良に絡まれた星吾は、彼を助けようとして身代わりに刺された青年を見捨てて逃げてしまう。青年はその後死亡したため、星吾はネット社会を中心とした世間の誹謗中傷を浴び続ける。
大学入学後も星吾は心を閉ざして生きていたが、ある日、ホームから飛び降りようとした中年男性に「そんなに死にたいなら、夜にやってよ。朝やられると迷惑なんだ」と心無い言葉をぶつけてしまう。現場を目撃していた同じ大学の学生・紗椰にその言葉を批判されるが、それがきっかけで星吾は彼女と交流を持つようになる。星吾は心惹かれるようになった紗椰に思いを告げようとするが、自らの過去の重みのため、踏み出すことができない。コンビニのバイト仲間の吉田光輝、美術サークルの顧問・宇佐美ら周囲の人間との交流を通して、徐々に人間らしい心を取り戻しかける星吾。
そんななか、星吾を狙うように美術室の花瓶が投げ落とされ、さらに信号待ちの際、車道に突き飛ばされるという事件が起こる。星吾を襲う犯人の正体は? そして星吾の選択とは――。

一度過ちをおかした人間は、
人を好きになってはいけないのだろうか。
魂を揺さぶるラストが待ち受ける、慟哭のサスペンス!

メディアミックス情報

NEWS

「イノセンス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 今回も考えさせられる作品だった。小林さんの作品はどうしてこんなに哀しい人が多いのだろう。罪を憎んで人を憎まずとか赦しとか・・揺れ動く思い。私の中に明確な答を持たないから苦しいのだ。優しい出来た息子を突 今回も考えさせられる作品だった。小林さんの作品はどうしてこんなに哀しい人が多いのだろう。罪を憎んで人を憎まずとか赦しとか・・揺れ動く思い。私の中に明確な答を持たないから苦しいのだ。優しい出来た息子を突然喪った家族や恋人が、それから先を恨みだけで生き抜くのは辛すぎる。自分の所為で不幸を引き寄せてしまうと、芽生えた希望が滲む人生も酷だ。後悔と贖罪。還らぬ命の重さを感じながら真摯に生きるしかないように思う。あなたなら?小林さんに今回も又問われているが、光射すラストはいつになく暖かい感じだった。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2020年10月21日
    197人がナイス!しています
  • 『ジャッジメント』『罪人が祈るとき』『救いの森』と立て続けに問題提議作品を発表される小林由香さん。タイトルの『イノセンス』意味は「無罪、潔白」本作はその意味通り、法で裁かれない者の贖罪がテーマだ。中学 『ジャッジメント』『罪人が祈るとき』『救いの森』と立て続けに問題提議作品を発表される小林由香さん。タイトルの『イノセンス』意味は「無罪、潔白」本作はその意味通り、法で裁かれない者の贖罪がテーマだ。中学時代、不良に絡まれた星吾は彼を助けようとして刺された青年・氷室を見捨て逃げてしまう。その後、氷室は死亡。3人の不良は当然その罪を問われ法的に裁かれるが、逃げた星吾に与えられた罰は世間からの終わりのないバッシング。この世に大小の差はあれど罪のない人間なんていない。人が人を裁くと言う事、真の贖罪の意味を問われる。 …続きを読む
    よつば
    2020年10月16日
    118人がナイス!しています
  • カツアゲにあっている14歳の少年を助けた大学生が刺されて亡くなった。刺した側が『加害者』で、亡くなった側が『被害者』と明白。では助けてくれた大学生を見捨てて逃げ出した少年は加害者か被害者か。助けられて カツアゲにあっている14歳の少年を助けた大学生が刺されて亡くなった。刺した側が『加害者』で、亡くなった側が『被害者』と明白。では助けてくれた大学生を見捨てて逃げ出した少年は加害者か被害者か。助けられて生きているから幸せなのか。それとも生地獄の人生なのか。主人公をはじめ登場人物全てがあまりに辛い思いを抱えているのにどうにもならないもどかしさを感じる。普通に生きる事が許されないなんてあまりにも辛すぎる。物語終盤では号泣。物語に惹き込まれつつ、深く考えさせられる作品だった。236 …続きを読む
    ゆのん
    2020年10月23日
    83人がナイス!しています

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