発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年06月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041092910
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発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

  • 著者 小倉 ヒラク
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年06月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041092910

なぜ今、こんなに発酵が人気なの? 答えはこの本の中に。待望の文庫化!

味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、ワインなど、世界中にある発酵食品。著者はあるきっかけで“発酵”に魅せられ、日本だけでなく世界各地に伝承された美味なる食品を求めて旅をした。発酵とは、見えない自然を捉え、ミクロの生物と関係を結び、暮らしの中に喜びを埋め込む。この総体が発酵文化であり、そのローカル文化を通して人類の不思議を解くのが「発酵文化人類学」。発酵には、オーガニック、美容、ライフスタイル、イノベーションへの発展の側面があり、単なる食品にとどまらず、人間にとっての未来の可能性があり、歴史・文化を見直すきっかけになる。発酵は、今、人類の未来を左右する最も注目を集めている分野のひとつと言える理由がそこにある。
著者は発酵のしくみや人間と微生物との関わりを学ぶ中で、発見した。発酵には未来と過去があり、“微生物と人間の共存”は社会を見直すキーワードそのものだということを。
生物学、哲学、芸術、文化人類学などの専門用語を平易に解説した待望の文庫化。参考文献満載。解説・橘ケンチ(EXILE)
味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、ワインなど、世界中にある発酵食品。著者はあるきっかけで“発酵”に魅せられ、日本だけでなく世界各地に伝承された美味なる食品を求めて旅をした。発酵とは、見えない自然を捉え、ミクロの生物と関係を結び、暮らしの中に喜びを埋め込む。この総体が発酵文化であり、そのローカル文化を通して人類の不思議を解くのが「発酵文化人類学」。発酵には、オーガニック、美容、ライフスタイル、イノベーションへの発展の側面があり、単なる食品にとどまらず、人間にとっての未来の可能性があり、歴史・文化を見直すきっかけになる。発酵は、今、人類の未来を左右する最も注目を集めている分野のひとつと言える理由がそこにある。
著者は発酵のしくみや人間と微生物との関わりを学ぶ中で、発見した。発酵には未来と過去があり、“微生物と人間の共存”は社会を見直すキーワードそのものだということを。
生物学、哲学、芸術、文化人類学などの専門用語を平易に解説した待望の文庫化。参考文献満載。解説・橘ケンチ(EXILE)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに 発酵をめぐる冒険に、いざ出発
  Column1 発酵ってそもそも何ぞや?
PART1 ホモファーメンタム 
      発酵する、ゆえに我あり
  解説
  Column2 発酵と腐敗を分かつもの
PART2 風土と菌のブリコラージュ 
      手前みそとDIYムーブメント
  解説
  Column3 発酵文化の見取り図
PART3 制限から生まれる多様性 
      マイナスをプラスに醸すデザイン術
  解説
  Column4 発酵菌と酵素の違いとは?
PART4 ヒトと菌の贈与経済 
      巡り続けるコミュニケーションの環
 解説
  Column5 恥ずかしくて人に聞けないお酒の基本
PART5 醸造芸術論 
      美と感性のコスモロジー
  解説
  Column6 醸造とは何か?
PART6 発酵的ワークスタイル 
      醸造家たちの喜怒哀楽
  解説
  Column7 発酵ムーブメントの見取り図
PART7 よみがえるヤマタノオロチ 
      発酵の未来は、ヒトの未来
  解説
あとがき いざ、次なる冒険へ!
文庫版あとかき 
解説・橘ケンチ(EXILE)

「発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 発酵食品に興味がある人や好きな人におすすめの本になっている!読書友達からのおすすめの本であったが大分積読であった。だが積読の間に本が発酵して面白みという旨味に変わっていた気がした!この本は著者の小倉ヒ 発酵食品に興味がある人や好きな人におすすめの本になっている!読書友達からのおすすめの本であったが大分積読であった。だが積読の間に本が発酵して面白みという旨味に変わっていた気がした!この本は著者の小倉ヒラクさんが発酵食品や発酵次第について文化人類学的アプローチで書かれた本になっている。まず文章がうまい!軽いタッチで書かれておりちょっとした冗談も入れているのでクスッと笑ってしまう!そしてなにより内容自体もためになる話ばかりである。家でぬか漬けをしていたり味噌を手作りしている人がいればこの本めっちゃおすすめだ! …続きを読む
    はっせー
    2023年08月04日
    74人がナイス!しています
  • たまたま本屋さんで見かけて。とにかく発酵!そして文化人類学だ!醤油に味噌にお酒にワイン。発酵とか何かを教えてくれる。くどくどしてるところもあるけど、わかりやすく噛み砕いて説明してくれるし、好意的な文章 たまたま本屋さんで見かけて。とにかく発酵!そして文化人類学だ!醤油に味噌にお酒にワイン。発酵とか何かを教えてくれる。くどくどしてるところもあるけど、わかりやすく噛み砕いて説明してくれるし、好意的な文章なので、楽しく発酵を知ることができました。もうお醤油とか、味噌とか、食べてみたくなるものばかり。もう一生分呑んだと思っている日本酒やワインを呑んでみたくなりました。やはり手前味噌、作ってみようかしら。子供の頃作ったもんな。うん、発酵ばんざい! …続きを読む
    papako
    2021年01月14日
    71人がナイス!しています
  • 元本は2017年刊。日本酒、ワイン、味噌、醤油の発酵を実地に調べた著者が、発酵と食文化の未来を考える。勉強になった。日本酒とワインの製造工程を大まかに理解できたのが嬉しい。原料作物の品種と育て方、風土的な 元本は2017年刊。日本酒、ワイン、味噌、醤油の発酵を実地に調べた著者が、発酵と食文化の未来を考える。勉強になった。日本酒とワインの製造工程を大まかに理解できたのが嬉しい。原料作物の品種と育て方、風土的な制約、目指す味や香りなどによる無限のバリエーション。芸術に近い豊かな表現を楽しむ文化が、消費側にも求められる。手作りのリスクと手間、コスト的な整合の問題もある。昔は「それしか無い」ゆえに存在した土着の良さを、意志を持って選べるか。個性の豊かさにどれだけ価値を感じるか、色々な行方のポイントになるだろう。 …続きを読む
    ホークス
    2022年07月04日
    47人がナイス!しています

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