- 著者 歌野 晶午
- 発売日:
- 2019年12月24日
- 商品形態:
- 電子書籍
Dの殺人事件、まことに恐ろしきは
- 著者 歌野 晶午
- 発売日:
- 2019年12月24日
- 商品形態:
- 電子書籍
このオチ、乱歩以上。最新テクノロジーで原典を超えるどんでん返し7連発!
歌野晶午×江戸川乱歩――貴方を「非日常の興奮」に導く、超ミステリが誕生!
カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。
長崎港を訪れた「私」は、ビデオ通話で恋人に風景を見せながら旅する奇妙な男と出会う。男に誘われた路面電車での観光の車中、「私」はその恋人が、人気アイドルのヴィーナスだと明かされる。だが、2人の馴れ初めを語る男の話には、明らかにおかしな点があり……(「スマホと旅する男」)。
「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……本格ミステリ界随一の騙しの達人が、江戸川乱歩の名作群を最先端テクノロジーでアップデートした、驚愕の翻案ミステリ短編集!
カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。
長崎港を訪れた「私」は、ビデオ通話で恋人に風景を見せながら旅する奇妙な男と出会う。男に誘われた路面電車での観光の車中、「私」はその恋人が、人気アイドルのヴィーナスだと明かされる。だが、2人の馴れ初めを語る男の話には、明らかにおかしな点があり……(「スマホと旅する男」)。
「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……本格ミステリ界随一の騙しの達人が、江戸川乱歩の名作群を最先端テクノロジーでアップデートした、驚愕の翻案ミステリ短編集!
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「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」感想・レビュー
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乱歩のオマージュ短編集。どれも現代を舞台にしたミステリだけれど、かの粘りつくような嫌悪を感じさせる倒錯的な世界観が盛り込まれ、普通じゃない味わいぶりを堪能した。今どきのガジェットや技術をふんだんに用い …続きを読む2019年11月19日114人がナイス!しています
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★★★★★江戸川乱歩の有名な作品を現代風にアレンジした7つの短編集。恥ずかしながら乱歩作品未読でして…でも知らなくてもめっちゃ面白かった!!どの話もわかりそうで完全には解き明かせないオチまでの構成がな …続きを読む2019年11月08日83人がナイス!しています
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江戸川乱歩の名作群を最新のガジェットを用いて現代に甦らせた至高の短編集。まず特筆すべきは、その巧みな換骨奪胎ぶり。あのじめっとした陰湿さが、まとわりつくような淫靡さが、少しの破綻もなく鮮やかに表現され …続きを読む2020年07月08日78人がナイス!しています