ゴーストリイ・フォークロア 17世紀~20世紀初頭の英国怪異譚

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年01月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041083260

ゴーストリイ・フォークロア 17世紀~20世紀初頭の英国怪異譚

  • 著者 南條 竹則
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年01月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041083260

ひっそりと記録された知られざる幽霊譚を紹介する、唯一無比な一冊。

有名な古典やバラッドから、とある聖職者の記録まで――。
奇妙な話を求めてやまない著者が、膨大な書物と記録の中から厳選した英国の幽霊譚。
こんなにも豊穣で愛おしい、恐怖と偏愛に満ちた英国怪談の世界へようこそ。

本書で紹介される作品の一部 
■フィオナ・マクラウド「海の魔法」「水の子たち」……ケルト人の伝説や民話を素材とした、妖しさと凋落の気配に満ちた物悲しい作品。 
■ジョージ・ボロー『ラヴェングロー』……木に触るだけでなく、狂気と強迫観念を抱えた人々のふるまいについて、主人公が饒舌に語る。 
■ウェールズの聖職者エドマンド・ジョーンズの教区の記録……人の死を予言する屍蝋燭や音声妖怪、人魂や黒い犬の話など英国の怪談実話。 
■ジョーゼフ・グランヴィル『打倒されしサドカイ派』……肉体から出てくるピン、呪いのために埋められた「魔女の壺」。魔女の見分け方を伝授。

英国怪談の第一人者であり、古典に精通する著者が、あらゆる書物や記録を読み漁り、英国・アイルランドの奇妙な物語を厳選して紹介。
マルー氏の美麗な挿絵に彩られた、ここでしか読めない本邦初翻訳作品も収録!
有名な古典やバラッドから、とある聖職者の記録まで――。
奇妙な話を求めてやまない著者が、膨大な書物と記録の中から厳選した英国の幽霊譚。
こんなにも豊穣で愛おしい、恐怖と偏愛に満ちた英国怪談の世界へようこそ。

本書で紹介される作品の一部 
■フィオナ・マクラウド「海の魔法」「水の子たち」……ケルト人の伝説や民話を素材とした、妖しさと凋落の気配に満ちた物悲しい作品。 
■ジョージ・ボロー『ラヴェングロー』……木に触るだけでなく、狂気と強迫観念を抱えた人々のふるまいについて、主人公が饒舌に語る。 
■ウェールズの聖職者エドマンド・ジョーンズの教区の記録……人の死を予言する屍蝋燭や音声妖怪、人魂や黒い犬の話など英国の怪談実話。 
■ジョーゼフ・グランヴィル『打倒されしサドカイ派』……肉体から出てくるピン、呪いのために埋められた「魔女の壺」。魔女の見分け方を伝授。

英国怪談の第一人者であり、古典に精通する著者が、あらゆる書物や記録を読み漁り、英国・アイルランドの奇妙な物語を厳選して紹介。
マルー氏の美麗な挿絵に彩られた、ここでしか読めない本邦初翻訳作品も収録!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ゴーストリイ・フォークロア 17世紀~20世紀初頭の英国怪異譚」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • あ、南條センセの本だ  ケルトの民話っぽいのやバラッドの幽霊譚。コールリッジの有名バラッド”老水夫行”は内容知れてよかった。 センセが贔屓にしてた渋谷の台湾料理店”麗郷”て、今もあるんだろうか あ、南條センセの本だ  ケルトの民話っぽいのやバラッドの幽霊譚。コールリッジの有名バラッド”老水夫行”は内容知れてよかった。 センセが贔屓にしてた渋谷の台湾料理店”麗郷”て、今もあるんだろうか
    榊原 香織
    2021年07月11日
    80人がナイス!しています
  • 名翻訳家が17~20世紀の怪異譚、それもフォークロアの名に違わず民間伝承やバラッドといった巷説を中心としたものを嬉々として紹介した一冊。こういう紹介は著者の対象に対する距離で面白さが変わってくるのだが、本 名翻訳家が17~20世紀の怪異譚、それもフォークロアの名に違わず民間伝承やバラッドといった巷説を中心としたものを嬉々として紹介した一冊。こういう紹介は著者の対象に対する距離で面白さが変わってくるのだが、本書は著者の怪談愛が感じられてこちらも大満足。内容も鬼火や魔法使い、少女の幽霊といった民間に伝わるものからファム・ファタルやどう見ても強迫神経症「木にさわる男」知識人の怪異譚収集本まで多岐に渡っている。表紙からインクの色に至るまで瀟洒なデザインで英国の幽霊や怪奇に触れるのは、やはり至福のひと時であったなあ。 …続きを読む
    HANA
    2020年08月18日
    71人がナイス!しています
  • 17〜20世紀の英国で語られていた怪異譚を紹介。内容としては吟遊詩人が伝えたバラッド、口碑伝承をまとめた当時の発行物、そして「失楽園」の一部など多彩。出だしこそ入り込めず読み進めるのに苦労したが、中盤の口 17〜20世紀の英国で語られていた怪異譚を紹介。内容としては吟遊詩人が伝えたバラッド、口碑伝承をまとめた当時の発行物、そして「失楽園」の一部など多彩。出だしこそ入り込めず読み進めるのに苦労したが、中盤の口碑伝承に差し掛かってからは興味深く読めた。例えば屍蠟燭(人の死の前兆として現れる人魂)の話など、固有名詞を和風に変えればそのまま本邦の「遠野物語」に収録できそうではないか。そうした怪異譚に洋の東西はない、のかもしれない。あとは当時の聖職者が無神論者を論破するために怪異譚を集めていたというのも興味深い。 …続きを読む
    イトノコ
    2020年07月19日
    23人がナイス!しています

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