- 著者 江中 みのり
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 274
- ISBN:
- 9784048939553
吉原百菓ひとくちの夢 弐
- 著者 江中 みのり
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 274
- ISBN:
- 9784048939553
泣いて、笑って、明日また頑張れる。心温まる、ひとくちの”人情の味”。
江戸の吉原一、料理が美味いと評判の見世・美角屋。そこで働く菓子の料理番・太佑のもとには、今日も様々な想いを抱えた者が訪れる。不祥事を起こし落ち目となった歌舞伎役者、最後の登楼にきた馴染みの老爺、初めての客どりを控えた遊女見習い……。
『生きるための食事ではない、ひと時の幸福のための菓子』を作り続ける太佑は、彼らにどんなひとくちの菓子を届けるのか――。
2018年《メディアワークス文庫賞》受賞。心温まる人情菓子物語、涙と感動の第2巻。
『生きるための食事ではない、ひと時の幸福のための菓子』を作り続ける太佑は、彼らにどんなひとくちの菓子を届けるのか――。
2018年《メディアワークス文庫賞》受賞。心温まる人情菓子物語、涙と感動の第2巻。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「吉原百菓ひとくちの夢 弐」感想・レビュー
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草次郎と成瀬の関係は太佑と朝露のそれとも重なるようで不憫である。太佑はそれでもひとくちの夢のために菓子を作り続けるしかないのだ。そこに著者の優しさと厳しさを読み取った。2018年08月28日63人がナイス!しています
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「ひとくちで消える淡い夢、夢を見せるということは心の一部になること。」大佑と朝露の想いも成瀬と草二郎の恋心も切なかった。お互いを思っていても、気持ちはすれ違う。 「別に今すぐに答えを出すようなことでも …続きを読む2019年11月21日59人がナイス!しています
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吉原で生まれ育った太佑はこのままずっと吉原で暮らすのかどうか悩ましい、誰もいなくなった建物の中を駆け回る夢のような気分になる日が来るかもしれず…。前作に比べて少し切ないお話だった。2019年10月09日52人がナイス!しています