- 著者 西條 奈加
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年03月29日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784041067550
隠居すごろく
- 著者 西條 奈加
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年03月29日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784041067550
情が絡むと、かくも人の世は面倒だ
『涅槃の雪』『まるまるの毬』『ごんたくれ』
時代小説の傑作を手掛けた著者が本領発揮!
人生の上がりだと思っていた隠居生活が、まさか「第二の双六」の始まりだったとは……
これぞ笑って胸に沁みる時代小説!
「いいなあこれ。私、すっかり気に入ってしまった。
(中略)この小説が素晴らしいのは、その理想の老後の風景の奥に、
いちばん大事なことを描いていることだ。」(「本の旅人」2019年4月号より)
――北上次郎氏
巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、三十三年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 千代太が連れてくる数々の「厄介事」に、徳兵衛はてんてこまいの日々を送るが、思いのほか充実している自分を発見する……。果たして「第二の双六」の上がりとは?
時代小説の傑作を手掛けた著者が本領発揮!
人生の上がりだと思っていた隠居生活が、まさか「第二の双六」の始まりだったとは……
これぞ笑って胸に沁みる時代小説!
「いいなあこれ。私、すっかり気に入ってしまった。
(中略)この小説が素晴らしいのは、その理想の老後の風景の奥に、
いちばん大事なことを描いていることだ。」(「本の旅人」2019年4月号より)
――北上次郎氏
巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、三十三年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 千代太が連れてくる数々の「厄介事」に、徳兵衛はてんてこまいの日々を送るが、思いのほか充実している自分を発見する……。果たして「第二の双六」の上がりとは?
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「隠居すごろく」感想・レビュー
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人生はすごろく。一枚目は家業の繁栄代替わりまで。もう一枚は隠居してから。これは隠居してからの話。商いの成功よりも自分の短い老い先の中でささやかな家族の姿に、何とも豊かな景色が広がる。そんな徳兵衛の気づ …続きを読む2019年04月27日210人がナイス!しています
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公明新聞2017年6月1日〜2018年5月31日連載のものに加筆修正し、2019年3月角川書店刊。徳兵衛の第二の人生である隠居生活を二つ目のすごろくに例えて語る、江戸人情お仕事ストーリー。少し、ごちゃごちゃした話ではあ …続きを読む2020年08月09日167人がナイス!しています
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癇癪持ちの隠居の第二の人生を孫の成長と共に描く、上手く行き過ぎかとも思いましたが、とても心地良い読後感です。2019年07月17日159人がナイス!しています