第24回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞

噺家ものがたり ~浅草は今日もにぎやかです~

人生は落語のごとし。笑いあり涙ありの一席へようこそ。

  • 著者 村瀬 健

人生は落語のごとし。笑いあり涙ありの一席へようこそ。

 大学生の千野願は、寝過ごしてしまった就職の最終面接へ向かうタクシーの中で、カーラジオから流れてきた一本の落語に心を打たれる。その感動から就職はもちろん、大学も辞め、希代の天才落語家・創風亭破楽への弟子入りを決意。
 何度断られても粘りを見せ、前座見習いとなるも、自らの才能のなさに落ち込む千野願だったが、ある日、初めて人を笑わせる快感を覚える。道が開けたように思えたそのとき、入門前から何くれとなく世話を焼いてくれた兄弟子・猫太郎が突然――。

もくじ

第一席 裸一貫
第二席 基礎指南
第三席 傘
第四席 千歳飴
第五席 猫の恩返し

作中舞台周辺地図

登場人物

千野 願(せんの・ねがう)

茨城出身で、東京の大学に通う大学四年生。給料がいいという理由で商社を受け、就職が決まりかけていたが、破楽の「千歳飴」に出会って落語家を目指すことに。

創風亭 破楽(そうふうてい・はらく)

生まれも育ちも浅草。高校を中退し、17歳で入門。23歳で38人抜きで史上最年少の真打ちになる。44歳の時にある事件をきっかけに落語組合を脱退し、「浅草創風演芸場」を開館。

創風亭 猫太郎(そうふうてい・ねこたろう)

破楽の一番弟子。真打ち。生まれてすぐに親に捨てられ、児童養護施設に預けられる。13歳の時に施設で聞いた破楽の「千歳飴」」に衝撃を受け、弟子入り。24歳で真打ちになり、名を馳せる。

おすすめコメント

落語だけの話だと思ったら大間違い!
これは誰しも経験する、
夢の話、運命の話、人生の話。
泣き笑いを存分に味わえる、
下町で繰り広げられる心温まるものがたり。

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