• レイシアとアラトのやり取りは変わらずに多いが、アラトのセリフがどうにも上滑りしているように見え、「魂がない」レイシアのセリフの方が自然に感じるぐらいだ。本作で取り入れられた要素は数限りないほど多いが、 レイシアとアラトのやり取りは変わらずに多いが、アラトのセリフがどうにも上滑りしているように見え、「魂がない」レイシアのセリフの方が自然に感じるぐらいだ。本作で取り入れられた要素は数限りないほど多いが、故にやや突っ込みの甘さが気になる所。【上】に比べてかなり壮大な展開になったので、掘り下げるのも大変だったのかもしれないが。ラストの展開も想定よりも都合のいい展開で締めたな、という印象しかなかった。あまり合わなかった。 …続きを読む
  しょう

  2021年06月19日
  47人がナイス！しています
• 技術的特異点後、39基の超高度AIが、ネット接続の規制など微妙なバランスの上で成り立っている世界。人とロボット、AIとの共存がテーマ。"モノ"である人型ロボットへの愛玩や嫌悪、AIへの潜在的恐怖なども含まれる。 技術的特異点後、39基の超高度AIが、ネット接続の規制など微妙なバランスの上で成り立っている世界。人とロボット、AIとの共存がテーマ。"モノ"である人型ロボットへの愛玩や嫌悪、AIへの潜在的恐怖なども含まれる。本作では人に似た"かたち"で相手の感情をコントロールする事を"アナログハック"という造語で表わしているが、これは商業プロモーションやキャラクター商品などに、『文化の遺伝：ミーム』を利用した概念としており非常に興味深い。驚くべきは本作が2012年刊行であること。5年経過して明らかに現実が近づいている。 …続きを読む
  『よ♪』

  2018年05月14日
  47人がナイス！しています
• 凄く面白かった。2012年の作品なんですね。上巻５６２頁、下巻５９７頁。とにかく長いドSF。とはいえ、思うことが有り過ぎて感想が書きにくいです。まずは人間とロボットのボーイミーツガールです。そして、超高度AI 凄く面白かった。2012年の作品なんですね。上巻５６２頁、下巻５９７頁。とにかく長いドSF。とはいえ、思うことが有り過ぎて感想が書きにくいです。まずは人間とロボットのボーイミーツガールです。そして、超高度AIが人間を上回ってしまっている世界が日常です。そんな世界で人間は人間として生きていいけるのかという問いに、アラトは抗い、前に進む（ちょろいけどｗ）。hIEを信じる世界、良いのではないかな。自分達が生きている時代には決して訪れるものではないけど、そういう時代はいずれ来ると思うとワクワクしますよね。～続く～ …続きを読む
  なっぱaaua

  2018年07月11日
  21人がナイス！しています

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