木島日記

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年09月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041062685
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木島日記

  • 著者 大塚 英志
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年09月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041062685

この世にあってはならぬもの、仕分けます――。『木島日記』ここに復活!

昭和初期――オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。
民俗学者の折口信夫は古書店「八坂堂」に迷い込み、その棚にあるはずのない、未だ構想中の自分の小説『死者の書』を見つける。
「何が書いてあるか読んでごらんなさい」
奇怪な仮面を被った店の主人、木島平八郎に促され、その奇妙な書の頁をめくった時から、折口のまわりで奇怪な出来事が起こり始める……。
「あってはならない物語」へ誘う傑作文豪怪奇ミステリ!
書き下ろしの〈自著解題〉を付す改訂新装版で復活。

【目次】
第一話 死者の書
第二話 妣が国・常世へ
第三話 古代研究
第四話 水の女
第五話 若水の話
〈自著解題〉物語を供養する
昭和初期――オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。
民俗学者の折口信夫は古書店「八坂堂」に迷い込み、その棚にあるはずのない、未だ構想中の自分の小説『死者の書』を見つける。
「何が書いてあるか読んでごらんなさい」
奇怪な仮面を被った店の主人、木島平八郎に促され、その奇妙な書の頁をめくった時から、折口のまわりで奇怪な出来事が起こり始める……。
「あってはならない物語」へ誘う傑作文豪怪奇ミステリ!
書き下ろしの〈自著解題〉を付す改訂新装版で復活。

【目次】
第一話 死者の書
第二話 妣が国・常世へ
第三話 古代研究
第四話 水の女
第五話 若水の話
〈自著解題〉物語を供養する

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「木島日記」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「奇怪な仮面を被った店主のいる古書店に迷い込んだ民俗学者が自身が未だ構想中の小説を見つけ、その書(日記)をなぞりながら『私』が綴る」形の作品。複雑!だけどおもしろい!折口信夫、柳田國男など実在した人物と歴 「奇怪な仮面を被った店主のいる古書店に迷い込んだ民俗学者が自身が未だ構想中の小説を見つけ、その書(日記)をなぞりながら『私』が綴る」形の作品。複雑!だけどおもしろい!折口信夫、柳田國男など実在した人物と歴史、不思議キャラと偽史や妄想がごった煮状態。昭和初期の物騒な雰囲気、奇怪な事件はオカルト全開。ミイラに人魚に偽天皇に青森のキリストの墓。ヒトラーまで!真面目とおふざけ、どっちにとればいいのやら。でも時々入る注釈で真実だと驚くことも。人物や事件が本物なのか?とWikiを見つつ読むのが楽しい。アブナイ作品だ… …続きを読む
    ざるこ
    2022年07月03日
    47人がナイス!しています
  • 有名な評論家・マンガ原作者の著者による、昭和オカルト全開の小説。 オカルトテイストなキャラクターや事件と、時間軸や世界線を頻繁に交差させる文体、さらにはまた別の作中作の存在もが相まって、読み始めは相当 有名な評論家・マンガ原作者の著者による、昭和オカルト全開の小説。 オカルトテイストなキャラクターや事件と、時間軸や世界線を頻繁に交差させる文体、さらにはまた別の作中作の存在もが相まって、読み始めは相当混乱した。 だが、最初の話を読み終わる頃には徐々に引き込まれて「なんか読んじゃうな…」という感じで読み進め、気付けば読み終わっていた。 なかなか不思議な小説だった。続編も読んでみようかな。 …続きを読む
    金城 雅大(きんじょう まさひろ)
    2019年05月01日
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