- 著者 吉田 修一
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年10月15日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784041047385
犯罪小説集
- 著者 吉田 修一
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年10月15日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784041047385
人はなぜ、罪を犯すのか?
人間の深奥に潜む、弱く、歪んだ心。どうしようもなく罪を犯してしまった人間と、それを取り巻く人々の業と哀しみを描ききった珠玉の5篇。2007年『悪人』、14年『怒り』、そして……著者最高傑作の誕生
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「犯罪小説集」感想・レビュー
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吉田修一は、新作中心に読んでいる作家です。どこかで見たり、聞いたことがあるような市井の犯罪短編集、実話ではと錯覚させるリアル感があります。ふとした弾みで犯罪に手を染める人間の哀しい性のオンパレード!オ …続きを読む2016年12月05日486人がナイス!しています
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誰にでも邪悪なものに惹かれる心の部分あると思うけど、この作品集はその部分を羽ぼうきでさささっと撫でられるような気持ちにさせられる。どれも長編で読みたい。心理描写の巧みさは、修一さまならでは。神だわ。2017年04月04日475人がナイス!しています
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実際にモデルとなった事件が浮かぶ犯罪小説を5編収録。人はなぜ罪を犯すのか。吉田修一さんが丹念に質感をもって描く。「青田Y字路」での外国人母子の地域に受け入れられない悲哀。異様な群衆心理。明かされる十年前 …続きを読む2017年04月23日376人がナイス!しています
著者紹介
吉田 修一(よしだ・しゅういち)
1968年長崎市生まれ。97年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、同年『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。著書に『女たちは二度遊ぶ』『怒り』『森は知っている』『橋を渡る』など多数。