鬼談百景

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
336
ISBN:
9784041033753
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鬼談百景

  • 著者 小野 不由美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
336
ISBN:
9784041033753

虚実なかばする怪談文芸の頂点を極めた傑作!読むほどに恐怖がいや増す―-

学校の七不思議にまつわる怪談やマンションの部屋で聞こえる不自然な音、真夜中に出るという噂の廃病院で見た白い人影、何度しまってもいつの間にか美術室に置かれている曰くつきの白い画布……。小野不由美が初めて手掛けた百物語。文芸評論家・千街晶之氏は「この世のあちこちに人知れず潜んでいる怪異が、不意にその姿を顕す。日常があり得ざる世界へと暗転する一瞬を確かに捉えてみせた傑作怪談」と単行本発売時、推薦文を寄せた。文庫解説を担当した稲川淳二氏は、「怪談とはどういうものかを知りたければ、この本を読めば分かります」と絶賛。「作品全体の質感を一言で表現するなら、”うっすらとした闇”です。」(解説文より)。山本周五郎賞受賞傑作ホラー『残穢』(新潮文庫)と内容がリンクしていると話題の本書。『残穢』は、実写映画化(監督:中村義洋『予告犯』『白ゆき姫殺人事件』、出演:竹内結子 橋本愛)、2016年1月30日(土)公開! 
「幽」公式サイト http://www.kadokawa.co.jp/yoo/
学校の七不思議にまつわる怪談やマンションの部屋で聞こえる不自然な音、真夜中に出るという噂の廃病院で見た白い人影、何度しまってもいつの間にか美術室に置かれている曰くつきの白い画布……。小野不由美が初めて手掛けた百物語。文芸評論家・千街晶之氏は「この世のあちこちに人知れず潜んでいる怪異が、不意にその姿を顕す。日常があり得ざる世界へと暗転する一瞬を確かに捉えてみせた傑作怪談」と単行本発売時、推薦文を寄せた。文庫解説を担当した稲川淳二氏は、「怪談とはどういうものかを知りたければ、この本を読めば分かります」と絶賛。「作品全体の質感を一言で表現するなら、”うっすらとした闇”です。」(解説文より)。山本周五郎賞受賞傑作ホラー『残穢』(新潮文庫)と内容がリンクしていると話題の本書。『残穢』は、実写映画化(監督:中村義洋『予告犯』『白ゆき姫殺人事件』、出演:竹内結子 橋本愛)、2016年1月30日(土)公開! 
「幽」公式サイト http://www.kadokawa.co.jp/yoo/

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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好評既刊


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「鬼談百景」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日常に忽然と現れた怪異を集めた作品集。小野不由美さんの作品だと、長編の方が怖さを味わえる気がする。実際、私はこういった怖い経験が幸いにして無いので、純粋に楽しんで読了することができる。これだけ沢山の人 日常に忽然と現れた怪異を集めた作品集。小野不由美さんの作品だと、長編の方が怖さを味わえる気がする。実際、私はこういった怖い経験が幸いにして無いので、純粋に楽しんで読了することができる。これだけ沢山の人々が生活していて、様々な想いを持っていれば、所謂「怪異」として現れることもあるのではないか。大学生の頃は友人と数名でいわくつきの場所に行ったりしていたのだが、今はよそうと思う。夏に怪異譚を読むだけで充分に怖さが味わえる。実際に恐ろしいのは、生きている人間だなと思う。私は所謂「視えない人」で良かったと思った。 …続きを読む
    yoshida
    2017年08月19日
    300人がナイス!しています
  • まさに怪談という感じのお話。小学生の頃に流行った学校の七不思議や、修学旅行の時のドキドキを思い出すような話。先に残穢を読んでしまったのですが、この中の数話が残穢にも登場していたので、その辺りも楽しめま まさに怪談という感じのお話。小学生の頃に流行った学校の七不思議や、修学旅行の時のドキドキを思い出すような話。先に残穢を読んでしまったのですが、この中の数話が残穢にも登場していたので、その辺りも楽しめました。99話と沢山の話でもっと早く読み終わるかと思ったけれど、意外と時間掛かりました。あとがきが稲川淳二さんというのもいい感じ。雨にまつわる怪談はやっぱり、ゾッとするな~。 …続きを読む
    maa
    2015年12月08日
    220人がナイス!しています
  • カドフェス2017対象本。 母に表紙見せたら「猫のイラストが怖い!なんでこんな本買ったの?」と言われた一冊。 「一緒に見ていた」は正体不明のナニかへの恐怖がよく表現されていました。最後まで正体不明の後ろ カドフェス2017対象本。 母に表紙見せたら「猫のイラストが怖い!なんでこんな本買ったの?」と言われた一冊。 「一緒に見ていた」は正体不明のナニかへの恐怖がよく表現されていました。最後まで正体不明の後ろから肩に手を置いてきたナニか。主人公は振り向くことができなかったようですが、振り向いて正体を見たらそれはそれで嫌な気分ですよね。肩に手を置くほどの至近距離で化け物の正体なんて目視したくないですよ。 …続きを読む
    Aya Murakami
    2019年07月02日
    176人がナイス!しています

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著者紹介

小野 不由美(おの ふゆみ)

12月24日、大分県生まれ。1988年作家デビュー。
「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。
「十二国記」と並行して執筆した『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。
「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年〜11年刊行。12年、2作が相関関係にある『鬼談百景』と『残穢』を 刊行し話題に。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。近刊に『営繕かるかや怪異譚』。現在も怪談専門誌『幽』で「営繕かるかや怪異譚」 を連載中。

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