ブッダ伝 生涯と思想

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年05月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784044089146
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ブッダ伝 生涯と思想

  • 著者 中村 元
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年05月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784044089146

人間ブッダの姿と思想、原始仏典の世界を平明に伝えるブッダ入門の決定版!

ブッダは力強く断言する。私が説いたのは人間の苦しみとその原因、そして苦しみを滅する道だと――。真の自己に目覚めよと訴えつづけたブッダの生涯を、出家、降魔成道(悟り)、初転法輪(初の説法)など画期となった出来事とともに紹介。原始仏教の豊かな世界を『スッタニパータ』『ダンマパダ』など聖典の言葉を数多くとりあげながら平易に解説。慈悲と善き友を語り、心の平安を説いた人間ブッダの思想と生涯が分かる、最良の入門書。 ブッダは力強く断言する。私が説いたのは人間の苦しみとその原因、そして苦しみを滅する道だと――。真の自己に目覚めよと訴えつづけたブッダの生涯を、出家、降魔成道(悟り)、初転法輪(初の説法)など画期となった出来事とともに紹介。原始仏教の豊かな世界を『スッタニパータ』『ダンマパダ』など聖典の言葉を数多くとりあげながら平易に解説。慈悲と善き友を語り、心の平安を説いた人間ブッダの思想と生涯が分かる、最良の入門書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 われ一切世間に違わず
一 真のバラモンとは
二 祭祀への批判と「道」の表明
三 われ論争せず

第二章 さとりにいたる道
一 若き日の悩み
二 出家
三 ブッダの苦行
四 悪魔のささやき

第三章 降魔成道
一 真理をさとる
二 さとりとは
三 梵天勧請

第四章 なにを説法したか
一 初めて法を説く
二 初転法輪
三 伝道の旅

第五章 理法は永遠なり
一 人間のありよう
二 苦しみとはなにか
三 欲望の根源
四 無常なる存在

第六章 無我と非我
一 わがものという思い
二 我ならざるもの(非我)
三 真の自己を求めて

第七章 慈悲の心とは
一 慈悲ということば
二 慈悲とはなにか
三 慈悲の実践

第八章 善き友、ブッダ
一 つとめ励む
二 清浄行
三 善き友

第九章 「空」と「中道」
一 空に住す
二 中道と八正道

第十章 仏弟子たち
一 在俗信者たち
二 仏弟子群像

第十一章 生死を超える涅槃
一 輪廻の超克
二 解脱への道
三 灯の消ゆるが如く

第十二章 入滅の時
一 旅立ち
二 最後の教え

「ブッダ伝 生涯と思想」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『スッタニパータ』や『ダンマパダ』、『サンユッタ・ニカーヤ』、『涅槃経』等を手掛かりに、仏陀の一生や原始仏教の教義を説いた一冊。初心者向けで復習の意味も兼ねて読んだのだが、それでも『スッタニパータ』の 『スッタニパータ』や『ダンマパダ』、『サンユッタ・ニカーヤ』、『涅槃経』等を手掛かりに、仏陀の一生や原始仏教の教義を説いた一冊。初心者向けで復習の意味も兼ねて読んだのだが、それでも『スッタニパータ』の滋味溢れる文章を読んでいると、なんとなく胸の奥に熱いものがこみ上げてくるな。原始仏典からの引用が多くそれを丁寧に注釈している為、これから仏教を学ぼうと考えている人は面白く読めるのではないかと思う。もちろん触れた事のある人も興味深く読める。「一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。」 …続きを読む
    HANA
    2015年08月24日
    66人がナイス!しています
  • ブッダの生涯と仏教の成立。生まれ、発心し、家を出で、苦を知り、悟り、説き、滅す。初期仏典と根本思想を交え、「人間」ブッダと歩く。支配階級のバラモンの権威がほころび、六師外道と呼ばれる思想が数多く花開い ブッダの生涯と仏教の成立。生まれ、発心し、家を出で、苦を知り、悟り、説き、滅す。初期仏典と根本思想を交え、「人間」ブッダと歩く。支配階級のバラモンの権威がほころび、六師外道と呼ばれる思想が数多く花開いた二千数百年前のインドに現れ、まず自らをほどき、同志に説き、弟子に語り、請われれば教え、教団に伝わった。言葉は詩となり、文字となり、経になった。優秀な弟子や、支援者となる王や資本家が生まれていた時代に布教し得た事が、のちの宗教となる縁起。悟れば苦しみから逃れられるが、一方で寂しい気もする。だから寂滅か。 …続きを読む
    姉勤
    2017年03月22日
    40人がナイス!しています
  • 仏教は科学であるという言葉がある。この一冊はそうしたことをよく伝えている。つけたすなら、経典は小説であるとも言えるか。この本を読めば、経典とはブッダの生涯を描き切った小説だと納得できるだろう。その小説 仏教は科学であるという言葉がある。この一冊はそうしたことをよく伝えている。つけたすなら、経典は小説であるとも言えるか。この本を読めば、経典とはブッダの生涯を描き切った小説だと納得できるだろう。その小説の中でブッダは様々な人に会い、いろいろなことを言う。それが哲学であり、思索による真理探究の仕方であったり、仏道の勧めであることが見えてくる。中村元の文章は柔らかくわかりやすいのだが、同じ内容が繰り返される部分が多いので、しつこいと感じる読者もあるだろう。しかし仏教の思想を知るには良い一冊なことは間違いない。 …続きを読む
    イプシロン
    2016年07月23日
    35人がナイス!しています

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