足利直義 兄尊氏との対立と理想国家構想

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年02月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047035546

足利直義 兄尊氏との対立と理想国家構想

  • 著者 森 茂暁
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2015年02月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047035546

近年にわかに脚光を浴びる、室町幕府の基礎を創ったキーマンを追う!

〈目次〉
はじめに
序章
足利直義のプロフィール/直義怨霊の鎮魂/追憶のなかの直義/直義の実像を求めて
第一章 直義登場
一 足利一門のなかの直義の位置
鎌倉期の足利氏/一門内の尊氏・直義兄弟/尊氏の討幕志向/「大行は細謹を顧みず」/元弘の乱の君自指揮
二 建武政権と足利直義
直義の関東下向/鎌倉将軍府執権/中先代の乱とその余波
第二章 二頭政治の時代
一 武家政権の樹立
後醍醐との決別/箱根山での「政務」譲渡/「政務式目」の制定/二頭政治開始以前の発給文書/建武五年の兄弟同時昇任
二 二頭政治の構造と実態
二頭政治の開始とその背景/二頭政治の段階区分/文書の発給にみる二頭政治
三 直義の「鎌倉」的要素
直義下知状の系譜/弓場始/引付・評定の制度
四 直義の勢威と限界
直義にとっての康永年間/勅裁の施行─武家施行状─/皇統観と対南朝意識/守護職補任権の欠如
第三章 観応の擾乱
一 直義の野望
擾乱の背景/擾乱の構想/仁和寺六本杉の恠異
二 如意王と義詮
如意王の誕生─直義野望の胚胎─/直義・師直間の抗争とその内実/足利義詮の登場/直義の反撃と如意王の早世
三 直義の落日
直義の復帰と没落/花押の変遷と逆戻り/足利直冬の問題/今川了俊の回想
第四章 鎮魂と供養
一 直義への贈位と神格化
贈位/神格化
二 直義の供養仏事と「新大倉宮」
供養仏事/新大倉宮
第五章 直義の精神世界
一 政治家としての内省
執政直義の深井苦悩/直義の処世訓
二 顕密仏教との関わり
政治基盤としての仏教思想/安国寺・利生塔の設置/武家五壇法の開始/祈祷修法への対応
三 三宝院賢俊との関わり
同一日付の賢俊あて尊氏・直義書状/賢俊への尊氏・直義の対応
四 和歌にみる直義
勅撰和歌集への入集状況/風雅和歌集/新千載和歌集/新拾遺和歌集/新後拾遺和歌集/新続古今和歌集
第六章 『夢中問答』
一 足利直義と禅宗
尊氏・直義兄弟の禅風の相違/直義と妙吉との出会い/直義と妙吉との関係/中国への関心
二 『夢中問答』
成立時期をめぐって/直義発給文書による検証/直義と疎石との対峙/疎石と密教
第七章 神護寺の足利直義像
一 新説の登場
『源頼朝像─沈黙の肖像画』/『国宝神護寺三像とは何か』/米倉説と黒田説との相違
二 足利直義の願文
康永余年の直義願文/願文の祈願内容
三 足利義詮像の追加安置
二段階論/『園太暦』の傍証記事
終章
政治と宗教の巨人/『太平記』のなかの直義/「鎌倉」的時代の終焉
主要参考文献
図版所蔵・出典一覧
あとがき


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「足利直義 兄尊氏との対立と理想国家構想」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • しずかなるよはの寝覚に世中の人のうれへをおもふくるしさ(風雅和歌集)。政治権力がピークに達したときの和歌、深い苦悩。驚くべき速さで強大な権力を獲得し、突然に失脚。伝統尊重型の人間で、冷徹かつ禁欲的。鎌 しずかなるよはの寝覚に世中の人のうれへをおもふくるしさ(風雅和歌集)。政治権力がピークに達したときの和歌、深い苦悩。驚くべき速さで強大な権力を獲得し、突然に失脚。伝統尊重型の人間で、冷徹かつ禁欲的。鎌倉将軍府執権、中先代の乱、武家勢力の結集、後醍醐との決別、二頭政治。観応の擾乱:急進派(高師直)と守旧派(足利直義)の対立抗争。直義嫡男如意王の誕生と夭逝。どちらが勝ったのか分からない状態に。観応の擾乱は直義があわよくば幕府の首領の座を得ようとしたところに発端。直義毒殺。怨霊鎮魂、神格化。醍醐寺、三宝院賢俊。 …続きを読む
    はるわか
    2016年06月28日
    18人がナイス!しています
  • 「日本の歴史〈9〉南北朝の動乱 (中公文庫)」の足利直義が素敵だったので、ミーハー気分で掘り下げてみた。どのような政治を目指したのか、仏教との関わりなど、私なりの新たな発見があった。 「日本の歴史〈9〉南北朝の動乱 (中公文庫)」の足利直義が素敵だったので、ミーハー気分で掘り下げてみた。どのような政治を目指したのか、仏教との関わりなど、私なりの新たな発見があった。
    umeko
    2017年06月12日
    8人がナイス!しています
  • 著者は南北朝史の第一人者とも言うべき研究者であるが、本書には研究者としての学問的立場を超える足利直義への熱い思い、もっと彼の業績を多くの人に知ってほしい、もっと再評価してほしい、といった、まさしく「足 著者は南北朝史の第一人者とも言うべき研究者であるが、本書には研究者としての学問的立場を超える足利直義への熱い思い、もっと彼の業績を多くの人に知ってほしい、もっと再評価してほしい、といった、まさしく「足利直義という人間には恋を感じました」ともいうべき情熱を感じた。かくいう私も足利直義に恋に近いような興味を抱く一人ではあるが。彼は「室町幕府を創った男」でありながら、また一方で鎌倉幕府の残滓を背負い続け鎌倉的な社会への回帰を志向し続けた人間でもあった。鎌倉時代の真の終焉は彼の死であったという筆者の言葉が印象的 …続きを読む
    邑尾端子
    2015年05月08日
    8人がナイス!しています

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