殉狂者 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
592
ISBN:
9784041017623
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殉狂者 下

  • 著者 馳 星周
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
592
ISBN:
9784041017623

ぼくは知ってしまった。父はテロリストだった――。馳ノワールの新境地!

2005年、オリンピック元柔道スペイン代表アイトール吉岡は、死別した父がテロリストだったことを知る。事情を知る母マリアは失踪し、当時を知る者も次々と消されていき……。『エウスカディ』改題。 2005年、オリンピック元柔道スペイン代表アイトール吉岡は、死別した父がテロリストだったことを知る。事情を知る母マリアは失踪し、当時を知る者も次々と消されていき……。『エウスカディ』改題。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「殉狂者 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • やるせない。身悶えするほどやるせない。主人公ワルテルの結末は上巻の冒頭で既に明らかになっていましたし、物語の真相も下巻に入る頃には嫌な予感を伴ってだいたい想像がつくようになるのですが、それが解っていな やるせない。身悶えするほどやるせない。主人公ワルテルの結末は上巻の冒頭で既に明らかになっていましたし、物語の真相も下巻に入る頃には嫌な予感を伴ってだいたい想像がつくようになるのですが、それが解っていながら……いや解っているが故に「まさか」「信じたくない」の思いでページを捲らされてしまう。微かな希望、朧げな未来……最悪の中だからこそ眩しく映えるそれらに、読者までもがすがる気持ちになってしまう。これだけの大作に長いこと付き合ってきたからこその感情。それこそが作者の目論む結末への伏線と知りながら。やはり馳星周。 …続きを読む
    豚山田
    2015年01月24日
    19人がナイス!しています
  • これまで読んできた馳作品の主人公に比べて闇の部分が少なく純粋な登場人物たち。バスクの独立運動の今昔が分かる。 これまで読んできた馳作品の主人公に比べて闇の部分が少なく純粋な登場人物たち。バスクの独立運動の今昔が分かる。
    しーふぉ
    2019年07月12日
    18人がナイス!しています
  • ワルテルの死の真相はそれしかないよな,とは思っていましたが,それにしてもあまりにも救いが無さすぎるエンディング・・テロに身を染めた人間の業ということなんでしょうか。 下巻に入っても息もつかせぬ展開で, ワルテルの死の真相はそれしかないよな,とは思っていましたが,それにしてもあまりにも救いが無さすぎるエンディング・・テロに身を染めた人間の業ということなんでしょうか。 下巻に入っても息もつかせぬ展開で,読み応えのある本でした。70年代当時の世界全体を覆う空気に多少なりとも触れられたのも良かったです。 …続きを読む
    numno1
    2014年10月18日
    16人がナイス!しています

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