消失グラデーション

第31回 横溝正史ミステリ大賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784041012284
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第31回 横溝正史ミステリ大賞

消失グラデーション

  • 著者 長沢 樹
  • イラスト 青山 裕企
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784041012284

選考委員絶賛! 横溝賞受賞の傑作青春ミステリー!!

とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。しかし、少女は忽然と姿を消した!? 監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件!審査員を驚愕させた横溝賞大賞受賞作登場!! とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。しかし、少女は忽然と姿を消した!? 監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件!審査員を驚愕させた横溝賞大賞受賞作登場!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

横溝賞の選考に関わって長いが、歴代受賞作の中でも三本の指に入る逸品!
――綾辻行人氏

ひとつ取れば崩れるようなブロックが、誤りなく組み上げられた建築である。感心した。
――北村薫氏

選考委員を務めるようになって三年になるが、間違いなく、わたしが読んだ中で最高の傑作である。
――馳 星周氏

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「消失グラデーション」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 私は、ミステリ小説は起こる事件そのもので勝負して欲しい派なので、登場人物たちを放置した、読者に対するサプライズを売りにする作品は興味が一段落ちる。ただ、この作品に関しては、それだけと言い切れないものも 私は、ミステリ小説は起こる事件そのもので勝負して欲しい派なので、登場人物たちを放置した、読者に対するサプライズを売りにする作品は興味が一段落ちる。ただ、この作品に関しては、それだけと言い切れないものも感じた。むしろメインの大仕掛けは、途中でアレ?と思わされることも多く、あまり鮮やかには決まっていない。10代の内面描写や葛藤を、小説のためではなく、トリックを活かすために使ってやろうという心意気というか、そういうのが好印象。屋上のトリックなんかは、シンプルだけど上手いところを突いているようなすごく惜しい印象。 …続きを読む
    W-G
    2018年01月30日
    394人がナイス!しています
  • 第31回横溝正史ミステリ大賞受賞、2012「このミス」「本ミス」第6位作品。評価の高い作品だが個人的には肯定できるギリギリのラインという印象。ヒカルという人物の浮いた存在感が中途半端、消失事件が起こってから 第31回横溝正史ミステリ大賞受賞、2012「このミス」「本ミス」第6位作品。評価の高い作品だが個人的には肯定できるギリギリのラインという印象。ヒカルという人物の浮いた存在感が中途半端、消失事件が起こってからの検証がいい加減クドくて中だるみ、メイントリックについてのやり過ぎ感もまた更にクドく必要性を感じず。物語の前半で構築される作品の雰囲気や世界観、思春期の微妙な心の機微のリアルさ、緑の退部に関わる一連の真相など非常に秀逸な部分もあり読後感も良いだけになんだか「惜しい」「勿体ない」という印象が拭えない。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2014年04月06日
    132人がナイス!しています
  • 「何だょ~騙されたよ」と読後に思った一冊でした。読みながら単に女子学生が忽然と姿を消して、同僚がその謎を解決する学園ミステリーだろうと思っていたら。この展開は何なんだ・・・と頭の中がぐちゃぐちゃになり 「何だょ~騙されたよ」と読後に思った一冊でした。読みながら単に女子学生が忽然と姿を消して、同僚がその謎を解決する学園ミステリーだろうと思っていたら。この展開は何なんだ・・・と頭の中がぐちゃぐちゃになり始めて、内容を整理しながら読み進めることが精一杯の状況になってしまいましたよ。でも、流石横溝正史ミステリー大賞受賞作だけあり、性同一性障害の問題も提起していたようにも感じる内容でした。それにしても、こんな高校に通っていたら、日々へとへとに疲れた状態になってしまうから勘弁してほしいですね。 …続きを読む
    ちょこまーぶる
    2017年02月08日
    129人がナイス!しています

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著者紹介

長沢 樹(ながさわ いつき)

新潟県生まれ。
2011年『消失グラデーション』で、第31回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、同作でデビュー。デビュー作にして「2012年版 このミステリーがすごい!」(宝島社)、「2012 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)にて、ともに第6位を獲得。

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