知っておきたい日本の天皇

知っておきたい日本の天皇

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年02月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784044057114
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知っておきたい日本の天皇

  • 著者 武光 誠
  • カバーデザイン 芦澤 泰偉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年02月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784044057114

「そもそも、天皇って何?」素朴な疑問にズバッと答える画期的な天皇入門!

今も多くの日本人から敬愛され続ける天皇陛下と皇室。その権威は何に由来しているのだろうか。日本史のなかで天皇が直接政治に関わった時期は驚くほど短い。しかし、各時代の支配層は、天皇が「日本の君主」であることを認め、時に利用してきた。歴史上、天皇が果たしてきた宗教的、政治的、外交的、文化的役割を見直しながら、その存在の特異性や重要性を解き明かす。すべての日本人が知っておくべき、「天皇」の基礎知識。 今も多くの日本人から敬愛され続ける天皇陛下と皇室。その権威は何に由来しているのだろうか。日本史のなかで天皇が直接政治に関わった時期は驚くほど短い。しかし、各時代の支配層は、天皇が「日本の君主」であることを認め、時に利用してきた。歴史上、天皇が果たしてきた宗教的、政治的、外交的、文化的役割を見直しながら、その存在の特異性や重要性を解き明かす。すべての日本人が知っておくべき、「天皇」の基礎知識。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はしがき

1章 天皇とは何か
1 神話の神
神道の起こりと天皇
天皇の統治を正当化する神話
2 国づくりの王
人間中心の政治
大王(天皇)による日本統一
3 国の祭主
農耕と祭祀
天皇と祓い
4 政権のまとめ役としての天皇
貴族政権と天皇
武家政権と天皇
5 伝統文化を創り継承する
神道と陰陽道
天皇の学問

2章 歴史のなかの天皇
1 大和朝廷と貴族政権
豪族連合のなかの大王
貴族政権の時代
2 朝廷と幕府の勢力争いと天皇
源平争乱と鎌倉幕府
急落する皇室の権威
3 天下統一と天皇
戦国大名と織田信長
豊臣政権と皇室
4 江戸幕府と天皇
幕府の公家統制
儀式の再興と尊王思想
5 尊王攘夷と日本の近代化
孝明天皇と攘夷主義
大帝と呼ばれた明治天皇
6 戦前の天皇
大正モダニズムの時代
軍部の横暴と天皇
7 現代の天皇
天皇の人間宣言
『日本国憲法』と天皇

3章 古代から現代に続く天皇と日本
1 天皇の役割
2 天皇が担う伝統
3 象徴天皇の公務
4 今なお続く神事と天皇
5 天皇は日本の歴史そのもの

歴代天皇一覧

「知っておきたい日本の天皇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 初読。「知っておきたい」シリーズはタイトルが気に入れば即購入。タイトルから想像して、歴代天皇のうち目立つ功績のある人物についてまとめたものかと思った。実際は「日本の歴史と天皇の関わり」といった内容だっ 初読。「知っておきたい」シリーズはタイトルが気に入れば即購入。タイトルから想像して、歴代天皇のうち目立つ功績のある人物についてまとめたものかと思った。実際は「日本の歴史と天皇の関わり」といった内容だった。山ほどいる歴代天皇の全てを網羅したものではないが、天皇をメインに歴史を追うという本は初めて読んだので新鮮だった。ただ一つ引っかかったのは、本書の著者の好みだろう、妙に天皇家代々の気質や神道の性質を美化しすぎているということ。何でもかんでも「優しいから」「平和主義だから」は無理がある。 …続きを読む
    クナコ
    2020年07月10日
    12人がナイス!しています
  • 知っているようで知らない日本の天皇。その成立以降、2000年に渡る日本の歴史において常にその権威を尊重されつつも実際的な権力を振るった時期は驚くほど少ない稀有な王家。それでも戦国乱世、幕末維新から戦後まで 知っているようで知らない日本の天皇。その成立以降、2000年に渡る日本の歴史において常にその権威を尊重されつつも実際的な権力を振るった時期は驚くほど少ない稀有な王家。それでも戦国乱世、幕末維新から戦後まで国乱れるときその存在感は増し重要な役割を担って来たのだから、日本人の心に刻まれる天皇家の影響力は計り知れないものがある。まあ、ややイメージの良いことばかり書かれている気はしないでもないが、天皇家の面白さの一端は感じられたように思う。 …続きを読む
    lunarFarside
    2013年03月11日
    4人がナイス!しています
  • 戦ったり志したりする人がウザウザとたくさん出てくる歴史という教科は、1192作ろうの将軍が誰だかわからないほど大の苦手なんですが、天皇・皇室というゆるぎない一本柱を軸にしてみると、なんとわかりやすいことか 戦ったり志したりする人がウザウザとたくさん出てくる歴史という教科は、1192作ろうの将軍が誰だかわからないほど大の苦手なんですが、天皇・皇室というゆるぎない一本柱を軸にしてみると、なんとわかりやすいことか。小中学校時代の歴史の授業を、ザザーッと短時間でおさらいすることができたような気がします(六波羅探題とか公家御法度とか義務教育以来で目にしたな…そして意味がやっとわかった)。天皇の存在という日本の幸運が、わかりやすく書かれている良書だと思います。 …続きを読む
    decco
    2013年03月04日
    2人がナイス!しています

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