ばんば憑き

ばんば憑き

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年07月11日
判型:
新書判
商品形態:
単行本
ページ数:
340
ISBN:
9784404042248

ばんば憑き

  • 著者 宮部 みゆき
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年07月11日
判型:
新書判
商品形態:
単行本
ページ数:
340
ISBN:
9784404042248
湯治旅を終えた若夫婦が、帰途、雨で足止めとなり老女との相部屋を引き受けた。老女が語り出す50年前の忌まわしい出来事とは…。全6話。ベストセラーが待望のノベルス化! 湯治旅を終えた若夫婦が、帰途、雨で足止めとなり老女との相部屋を引き受けた。老女が語り出す50年前の忌まわしい出来事とは…。全6話。ベストセラーが待望のノベルス化!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ばんば憑き」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • “坊主の壺”の奇妙さと表題の“馬場憑き”の異様な迫力に頁を繰る手が止まらない。一方角川文庫版では表題となる“お文の影”と“野槌の墓”の切なさに涙した。それにしても子供を使うのは卑怯だ「泣いてしまうやろ」。一転 “坊主の壺”の奇妙さと表題の“馬場憑き”の異様な迫力に頁を繰る手が止まらない。一方角川文庫版では表題となる“お文の影”と“野槌の墓”の切なさに涙した。それにしても子供を使うのは卑怯だ「泣いてしまうやろ」。一転〈三島屋変調百物語〉に登場した寺子屋の面々が活躍する“討債鬼”や一風変わった妖怪退治の“博打眼”の巧みさにはお見事と言う他に言葉を知らない。いずれの物語も夏の夜に一服の清涼剤となってその暑苦しさを忘れさせてくれること請け合いだ。 …続きを読む
    sin
    2017年07月10日
    79人がナイス!しています
  • ぞっとするもののけの話のはずなのに、宮部さんの手にかかると最後はホロッとしたり憎めなくなるのが不思議。面白い話ばかりでした(*^O^*) ぞっとするもののけの話のはずなのに、宮部さんの手にかかると最後はホロッとしたり憎めなくなるのが不思議。面白い話ばかりでした(*^O^*)
    たーちゃん
    2014年06月14日
    62人がナイス!しています
  • ホラーは苦手というより無理。けれどこういう人の営みの中から生まれてくるあやかしの世界は抵抗なく入り込み、そしてとても胸を打たれる。おでこの登場する話では涙が止まらなくなり、青野利一郎登場の回では理不尽 ホラーは苦手というより無理。けれどこういう人の営みの中から生まれてくるあやかしの世界は抵抗なく入り込み、そしてとても胸を打たれる。おでこの登場する話では涙が止まらなくなり、青野利一郎登場の回では理不尽さに腹を立て、、。各話ともにゾクっとする場面の裏側にいつも「人の業」が存在し、生きていく辛さもにじみ出る。最後の1話。付喪神のできる謂れに衝撃を受け、その悲しさと送り火の暖かさにまた胸を打たれて本を閉じた。 …続きを読む
    はなん
    2012年08月23日
    49人がナイス!しています

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