アクアノートとクラゲの涙

アクアノートとクラゲの涙

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年03月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840132633

アクアノートとクラゲの涙

  • 著者 樋口 直哉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年03月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840132633

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「アクアノートとクラゲの涙」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • お気に入りさんの感想から気になり手に取ってみました。とても静かで透明感があり、美しい作品でした*高校生の僕が不思議な少女と出会い恋をして…。童話の人魚姫のお話も出てきて、昔から人魚姫のお話がとても切な お気に入りさんの感想から気になり手に取ってみました。とても静かで透明感があり、美しい作品でした*高校生の僕が不思議な少女と出会い恋をして…。童話の人魚姫のお話も出てきて、昔から人魚姫のお話がとても切ないけど大好きなので惹きこまれました。こちらの作品は生と死のことも描かれていますが、ファンタジー系でクラゲのように何だかふわふわ揺蕩うような雰囲気で重くならず、サラッとした感じです。とても綺麗でピュアなお話で切なかったですが、2人で過ごした時間は素敵な想い出ですし、2人は幸せだっただろうなぁ思います☆ …続きを読む
    ❁かな❁
    2015年04月09日
    110人がナイス!しています
  • 記憶を揺さぶるローズマリーの香りと潮、すなわち死の香りが風に乗って薫る夏、僕は一人の少女と出会い恋に落ちた――人魚姫は美しい声と引き換えに足を手に入れました。王子様の側にいたい。結ばれたい。そんな想いを 記憶を揺さぶるローズマリーの香りと潮、すなわち死の香りが風に乗って薫る夏、僕は一人の少女と出会い恋に落ちた――人魚姫は美しい声と引き換えに足を手に入れました。王子様の側にいたい。結ばれたい。そんな想いをそっと抱きながら。でも人魚姫は王子様と結ばれることは出来ずナイフを突き立てることも出来ずその額にキスをして泡となりクラゲに生まれ変わったのです。流した涙は泡となり溶けて消える。誰に気づかれることもないまま。魔法は解けてしまった。僕の願いとは裏腹に。切ないね。だけどそれでいい。僕も君と同じ、幸せだったから。 …続きを読む
    優愛
    2015年03月03日
    65人がナイス!しています
  • タイトル通り、水族館でクラゲを眺めているような気分になった。高校生が旅先で不思議な少女と出会い恋をするお話。終始静謐で透明感に溢れており、激情に駆られる事もなく二人は行動を共にする。少女の悲しい秘密、 タイトル通り、水族館でクラゲを眺めているような気分になった。高校生が旅先で不思議な少女と出会い恋をするお話。終始静謐で透明感に溢れており、激情に駆られる事もなく二人は行動を共にする。少女の悲しい秘密、そして少年の父の死の真相。それらは謎解きを待たず予測がついたが、ゆらゆらと揺れる二人の気持ちを見ているだけで心惹かれた。少年はこのひと夏の経験を淡々と受け止める。だがよくよく考えると彼にとってはかなり過酷な結末。童話の人魚姫は果たして少女だったのかそれとも少年だったのか。生と死の狭間を彷徨う様なお話を満喫。 …続きを読む
    エンリケ
    2017年03月27日
    33人がナイス!しています

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