夜は一緒に散歩しよ

夜は一緒に散歩しよ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年05月18日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840118538

夜は一緒に散歩しよ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年05月18日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840118538

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夜は一緒に散歩しよ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ホラー作家の横田は妻の死後幼い娘と二人暮らし。娘は自分の世界にこもり、ひたすら奇妙な「青い顔の女」の絵を描き続ける。それは一体誰の顔なのか。横田家の怪異を発端に、周囲は得体の知れない何かに蝕まれ次々と ホラー作家の横田は妻の死後幼い娘と二人暮らし。娘は自分の世界にこもり、ひたすら奇妙な「青い顔の女」の絵を描き続ける。それは一体誰の顔なのか。横田家の怪異を発端に、周囲は得体の知れない何かに蝕まれ次々と精神を病んでいく。果ては街全体へと…。壊れたような言動と奇行を繰り返す子供の描写が非常に秀逸で心底ゾッとする恐ろしさだったが、これほどの異常事態で切迫感や深刻さに欠ける父親へ「どう見ても子供おかしいだろ」と苛立ちのほうが勝ってしまった。モヤッとな終幕はホラーの常道ではあるが、どう解釈するべきか、やや消化不良。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2017年12月12日
    143人がナイス!しています
  • うーん、中盤までゾクゾク楽しんだだけに、終盤の唐突な落とし所が勿体ない…非凡なセンス見せながら絵に没頭する4才の少女、何時ぞやか不気味な「青い顔の女」ばかり描きママと呼び、それに合わせて周辺で奇怪な死が うーん、中盤までゾクゾク楽しんだだけに、終盤の唐突な落とし所が勿体ない…非凡なセンス見せながら絵に没頭する4才の少女、何時ぞやか不気味な「青い顔の女」ばかり描きママと呼び、それに合わせて周辺で奇怪な死が頻発する。何かが憑依しているのか、はたまた母親の呪怨なのか、その娘の豹変ぶりの描写の恐怖やグロさはなかなか。その一方で、父親があまりに傍観するばかりなのに違和感あり過ぎる…結構いろいろ周囲から情報もらい行動も促されてるのに逆にイラつくだけとはヒドい!そもそも毎日23時に幼い娘と散歩に出たらダメだと思う(笑) …続きを読む
    nobby
    2017年12月17日
    114人がナイス!しています
  • 執拗な悪夢のような狂気が渦巻くホラー。ホラー作家の幼い娘が、母親を亡くしてから奇妙な絵を描くようになった。その絵は次第に不気味さを増してくる。見たものを不穏な気持ちにさせる青い顔の女の絵。じわじわ忍び 執拗な悪夢のような狂気が渦巻くホラー。ホラー作家の幼い娘が、母親を亡くしてから奇妙な絵を描くようになった。その絵は次第に不気味さを増してくる。見たものを不穏な気持ちにさせる青い顔の女の絵。じわじわ忍び寄る死の連鎖。表紙とタイトルからも不穏さが滲み出る。ゾクっとする余韻が残るラスト。第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞作品】 …続きを読む
    ままこ
    2020年07月19日
    101人がナイス!しています

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