「喜娘(きじょう)」感想・レビュー
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それぞれの作品に少しずつ他の短編にも絡んだ人物や歴史が出てきて、関係性もおもしろい。最後の短編は趣きが変わって、謎解きのようになっているのもおもしろい構成だ。奈良時代の知識が乏しいので理解できるか心配 …続きを読む2021年03月10日23人がナイス!しています
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奈良時代の空気を感じられる本。どの作品も時代が個々の内面に反映され、相変わらず面白い。なかでも、複雑な政争を登場人物同士の会話という形でわかりやすく示してくれた『夏の果て』が興味深かった。手元に相関図 …続きを読む2021年01月09日11人がナイス!しています
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表題作の喜娘と、皇室から除籍された聖武天皇の兄弟のすたれ皇子が良かった。彼らのその後は知らなかったけど、無事に生涯を終えられたのなら結果的には除籍程度で済んで良かったと、その後の藤原氏の政争を見ると思 …続きを読む2020年12月06日6人がナイス!しています



