• こういう話だと知っていれば読みたくなかったなと思う。私には作者がすごく意地悪なように感じた。メラニーと一緒にガラスで囲まれた小さな部屋に閉じ込められ、周りから見張られ、自分に現在進行形で起こっている不 こういう話だと知っていれば読みたくなかったなと思う。私には作者がすごく意地悪なように感じた。メラニーと一緒にガラスで囲まれた小さな部屋に閉じ込められ、周りから見張られ、自分に現在進行形で起こっている不条理さへの恐怖に震えながら次第にあきらめが勝ってしまう…。希望を少しずつ奪われていっているような気になった。 …続きを読む
  ケイ

  2017年06月12日
  109人がナイス！しています
• 描写が細かい。何かの複線かと思ったけど、何でもなかった、単に部屋の説明などを読者にイメージ持たす為だけみたい。最後は死んでしまったのか、その侭、元の世界に戻れたのか分からないけれど、これはこれでいいラ 描写が細かい。何かの複線かと思ったけど、何でもなかった、単に部屋の説明などを読者にイメージ持たす為だけみたい。最後は死んでしまったのか、その侭、元の世界に戻れたのか分からないけれど、これはこれでいいラストだったと思う。短くて読みやすかった。 …続きを読む
  紫

  2014年11月05日
  43人がナイス！しています
• 産褥のメラ二ーは気が付けば、ヴィクトリア朝の肺炎で死にかけているミリーの体にいた。媒介したのは夫が手に入れて試しに寝てみたヴィクトリア朝の寝椅子のようだ。ミリーの姉の愚痴によるとミリー自身は一族の顔に 産褥のメラ二ーは気が付けば、ヴィクトリア朝の肺炎で死にかけているミリーの体にいた。媒介したのは夫が手に入れて試しに寝てみたヴィクトリア朝の寝椅子のようだ。ミリーの姉の愚痴によるとミリー自身は一族の顔に泥を塗ることを仕出かし、厭々ながら引き取られたらしい。自分に関係のないヴィクトリア朝の「死者」の世界ではなく、元の時代に戻ろうとするが・・・。次第に分かってくる人々から軽蔑されるミリーの罪とミリーの体にいることによって思考が同調していくメラニーの様子からラストまでの畳み掛けは慄然の一言しかでません。 …続きを読む
  藤月はな（灯れ松明の火）

  2013年05月11日
  30人がナイス！しています

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