• 著者の母校オクスフォード大学に捧げられた不思議な小説。美人の魔術師ズリイカ・ドブソンが祖父が寮長を勤めるユダ・カレッジを訪ねる。学生たちが彼女の魅力にコロリとまいるが、青年ドーセット公爵だけはこれに堪 著者の母校オクスフォード大学に捧げられた不思議な小説。美人の魔術師ズリイカ・ドブソンが祖父が寮長を勤めるユダ・カレッジを訪ねる。学生たちが彼女の魅力にコロリとまいるが、青年ドーセット公爵だけはこれに堪えるもあえなくダウン。全寮の学生たちはズリイカの愛を得られずに総自殺、公爵までもが死ぬ。ズリイカはさすがに気が咎めて修道院へ行く気になる…。何とも人を食ったようなストーリーである。舞台を母校オクスフォードに設定して作者がアソビまくった作品、のような気がした。笑えない喜劇である。G548/1000。 …続きを読む
  まふ

  2024年06月29日
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• う～ん、感想が難しい。荒唐無稽なあり得なさ、バキバカしさ。コメディなんだろうが…。こんなことをするのが一人なら悲劇。でも全員ならそれはコメディになりうる。もてる男女はつれなくされると気をひかれるという う～ん、感想が難しい。荒唐無稽なあり得なさ、バキバカしさ。コメディなんだろうが…。こんなことをするのが一人なら悲劇。でも全員ならそれはコメディになりうる。もてる男女はつれなくされると気をひかれるというのは真実だろうが、ほんとうに愛するのには他の理由がいるだろう。訳が軽妙で読みやすく、内容に振り回されながらもあっという間に読んだ。作者はオックスフォードを愛していたのだろう。なんともまとまりのない感想だ…。 …続きを読む
  ケイ

  2015年07月18日
  80人がナイス！しています
• 初読。2015年983冊め。【30/G1000】【第3回G1000必読チャレンジ】コメディだが、悲劇的。オックスフォードを訪れたズリイカに全学生が夢中になって、彼女へ愛を捧げるため全員が自殺してしまうという途方もない話。 初読。2015年983冊め。【30/G1000】【第3回G1000必読チャレンジ】コメディだが、悲劇的。オックスフォードを訪れたズリイカに全学生が夢中になって、彼女へ愛を捧げるため全員が自殺してしまうという途方もない話。まずこのズリイカが今でいう「勘違い女」のような感に触る性格で、魅力を感じられなかった。解説に「オードリー・ペップバーン自身がズリイカを演じたがっていたが実現しなかった」とあるが、オードリー主演で映画化していたら評価は変わっていたかも。著者の「僕は彼らが荒唐無稽な枠組みの中で、　続 …続きを読む
  扉のこちら側

  2015年08月14日
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