- 著者 椰月 美智子
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年01月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041006436
フリン
- 著者 椰月 美智子
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年01月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041006436
夫の裏切りに、私は裏切りで仕返しする。
父親の不貞、旦那の浮気、魔が差した主婦……リバーサイドマンションに住む家族のあいだで繰り広げられる情事。愛憎、恐怖、哀しみ……『るり姉』で注目の実力派が様々なフリンのカタチを描く、連作短編集。
もくじ
【収録作品】
■「葵さんの初恋」
■「シニガミ」
■「最後の恋」
■「年下の男の子」
■「魔法がとけた夜」
■「二人三脚」
■「葵さんの初恋」
■「シニガミ」
■「最後の恋」
■「年下の男の子」
■「魔法がとけた夜」
■「二人三脚」
トピックス
メディアミックス情報
NEWS
「フリン」感想・レビュー
-
わたし自身の「肌と心にしっくりくる」感からいうと、今年度ベストかもしれない。椰月さんの作品は2作目だと思うけど、こんな文章を書かれる作家さんだったんだ。文字通り「フリン」モチーフで、「リバーサイドマン …続きを読む2018年12月03日482人がナイス!しています
-
★★★☆ 女流作家の恋愛小説は、痛快なほどリアル。男性には表現不可能であろう表現が頻発する。この本を読んだら〝不倫〟が悪いことなのか、あるいはそうではないのか、見失ってしまいそうだ。2017年11月29日179人がナイス!しています
-
あつかっているテーマがテーマなだけに、雰囲気重めの作品かなと構えて読み始めたら、意外とそんな感じはなく、さらさらと読むコトができました。ひとつのマンションに住む様々な住民たちが繰り広げる「フリン」にか …続きを読む2013年04月20日168人がナイス!しています
読者モニターレビュー
大変読みやすかったです。不倫がテーマですし、もともと不倫を毛嫌いするところもあったので、どんな作品かと不安だったのですが、意外と爽やかな読了感を得られました。椰月さんの文章力が素晴らしかったことも一因ですし、登場人物が身近に思われたことも、この作品の優れているところだと感じました。(マキさん)
『フリン』という本の題名が『不倫』ではなくてカタカナ表記だったので、『不倫』ではない『フリン』ってどんなものなのだろうと興味がわきました。そして読み終えて、最初から否定的にとらえたくない『フリン』って確かに存在するのかもと妙に納得してしまいました。(いちごさん)
題名を見て、正直読みはじめるまでに時間がかかりました。初めの話で、「おや」と・・・読み進めていくうちに、はじめはこそこそと読んでいたのが、夫の前で堂々と読むようになりました。正直、いい意味で期待を裏切られた感じです。素直に、面白いと夫や友人にお勧めできるとおもいます。(ママちゃんさん)
著者紹介
椰月 美智子(やづき・みちこ)
1970年神奈川県生まれ。2001年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。『しずかな日々』で07年第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞を受賞。著書に『未来の息子』『体育座りで、空を見上げて』『るり姉』『坂道の向こうにある海』などがある。