保元・平治の乱 平清盛 勝利への道

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044092030
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保元・平治の乱 平清盛 勝利への道

  • 著者 元木 泰雄
  • カバーデザイン 芦澤 泰偉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044092030

野心に燃える貴族や武士が鎬を削り、覇者・清盛を生んだ兵乱の真実に迫る!

貴族社会が崩壊を迎える平安末期、京を舞台に勃発した保元・平治の乱。武士中心に語られてきた通説は、錯綜する兵乱の真実を本当に捉えているのか。河内源氏と伊勢平氏を巻き込み、王家と摂関家が骨肉の争いを繰り広げた保元の乱。政治の実権を握った信西を、院近臣藤原信頼らが源義朝の武力で倒すも、平清盛に敗北、河内源氏の壊滅と清盛の勝利を招いた平治の乱――。野心に燃える貴族と武士たちが鎬を削った、闘いの真実に迫る! 貴族社会が崩壊を迎える平安末期、京を舞台に勃発した保元・平治の乱。武士中心に語られてきた通説は、錯綜する兵乱の真実を本当に捉えているのか。河内源氏と伊勢平氏を巻き込み、王家と摂関家が骨肉の争いを繰り広げた保元の乱。政治の実権を握った信西を、院近臣藤原信頼らが源義朝の武力で倒すも、平清盛に敗北、河内源氏の壊滅と清盛の勝利を招いた平治の乱――。野心に燃える貴族と武士たちが鎬を削った、闘いの真実に迫る!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

  はじめに
  関係系図
  保元・平治の乱関係地図

第一章 分裂する政界 鳥羽院政期の政情
   一 王家の内紛
    生きていた「賢君」
    崇徳の悲劇
    院近臣の台頭
    分裂する政界
   二 摂関家分裂
    関白義絶
    忠実と忠通
    公家・武家・寺社
    悪左府頼長
   三 武者の世、前夜
    為義と義朝
    義朝と東国
    義朝の躍進
    伊勢平氏の動向

第二章 帝王と上皇 保元の乱の勃発
   一 政界の激変
    矛盾の露呈
    まさかの即位
    忠実・頼長の失脚
    為義一族の抑圧
   二 治天の君の死去
    御万歳の沙汰
    鳥羽院の臨終
    平清盛の動向
    頼長に対する挑発
   三 兵乱の勃発
    崇徳と頼長の合流
    摂関家恐るべし
    後白河陣営の武士
    夜襲の決断

第三章 激闘の果て 保元の乱の結果
   一 戦闘の展開
    夜襲の開始
    東三条殿行幸
    白河殿の死闘
    敗者たちの逃亡
   二 敗者の運命
    上皇の配流
    頼長の惨死
    忠実の幽閉
    死刑の復活
   三 勝者たちの明暗
    恩賞の授与
    執政信西
    王家の葛藤
    苦渋の勝者忠通

第四章 新たな闘い 平治の乱の前提
   一 政界の勢力地図
    信西と信頼
    源平の格差
    あさましき御寵
    信頼と義朝
   二 打倒信西
    信西との意趣
    反信西派・二条天皇側近
    反信西派・御白河側近
    政変の背景
   三 信頼の勝利
    三条殿夜襲
    信西の最期
    挙兵の背景
    信頼の政務

第五章 闘いの終息 平治の乱の結末
   一 天皇・上皇の脱出
    清盛の帰京
    公教と二条側近
    御白河院の脱出
    六波羅行幸
   二 後白河側近の全滅
    義朝の蜂起
    義朝の敗北
    公卿の斬首
    義朝一族の壊滅
   三 最後の勝者
    経宗と惟方
    乱の終結
    それぞれのその後
    清盛の勝利

むすび──武者の世の到来
    保元・平治の乱を振り返る
    武士政権への道

  あとがき
  文庫版あとがき
  参考文献

「保元・平治の乱 平清盛 勝利への道」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 保元の乱は平安時代末の皇室や摂関家の争いである。保元元年(1156年)の鳥羽法皇の死を契機として起きた。後白河天皇と関白藤原忠通、崇徳院と藤氏長者・藤原頼長の争いであるが、戦争の中心は武士が担った。武士の 保元の乱は平安時代末の皇室や摂関家の争いである。保元元年(1156年)の鳥羽法皇の死を契機として起きた。後白河天皇と関白藤原忠通、崇徳院と藤氏長者・藤原頼長の争いであるが、戦争の中心は武士が担った。武士の時代の始まりを示す事件であった。結果は崇徳院側が敗れ、崇徳院は讃岐国に配流となった。 …続きを読む
    だまし売りNo
    2021年07月02日
    15人がナイス!しています
  • この時代に関してはかなり不案内であり、うっすらとした教科書の知識と大河の「平清盛」の知識ぐらいしかなかった。そのために読んでいて新鮮な気持ちで色々と知ることができた。武士の世の始まりともいわれる二大戦 この時代に関してはかなり不案内であり、うっすらとした教科書の知識と大河の「平清盛」の知識ぐらいしかなかった。そのために読んでいて新鮮な気持ちで色々と知ることができた。武士の世の始まりともいわれる二大戦闘も摂関家内部や院の近臣間での対立があくまでも主であり、武士は少なくとも主体的に乱に関わっていってないの様子。特に清盛に関しては最終的に勝者になった割に戦乱に乗り気でなかったらしいこと、乱以前も崇徳上皇に近い存在であり、後白河や信西と近い関わりでもなかったということなど意外であった。 …続きを読む
    ほうすう
    2020年04月21日
    15人がナイス!しています
  • 保元の乱、平治の乱は、教科書通りに理解すれば、平清盛率いる平氏一門が『平氏にあらざれば』の時代を築くためのきっかけになった事件だと理解していたが、実相は全く違った。他の日本史の英雄がそうだったように時 保元の乱、平治の乱は、教科書通りに理解すれば、平清盛率いる平氏一門が『平氏にあらざれば』の時代を築くためのきっかけになった事件だと理解していたが、実相は全く違った。他の日本史の英雄がそうだったように時運に乗れる幸運を持ち合わせていたのが一つの理由。両乱とも、摂関家と王権の混乱から生じたものというのが大半の理由だった。 …続きを読む
    オルレアンの聖たぬき
    2023年07月30日
    6人がナイス!しています

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