• ホームズの最高傑作かも、という有名作品。実はabsintheは初読み。面白かった！『まだらの紐』を思い出すホラーの雰囲気。本作は、ホームズ不在でワトソン一人の描写が長い。ワトソンが推理しながら屋敷や周辺人物を ホームズの最高傑作かも、という有名作品。実はabsintheは初読み。面白かった！『まだらの紐』を思い出すホラーの雰囲気。本作は、ホームズ不在でワトソン一人の描写が長い。ワトソンが推理しながら屋敷や周辺人物を観察する描写がかなり続く。Xファイルじゃないので「超常現象でした」で済まないことは分かっているのだが、ワトソンなりの推理や観察は、物語の不気味な雰囲気を上手に盛り上げている。 …続きを読む
  absinthe

  2022年05月24日
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• ホームズ長篇三作目。一族に伝わる魔犬伝説。迷路のようなムア（荒野）を舞台に、呪われた名家と、そこへ迎えられる若き相続人、と云った関係は、金田一耕助の傑作『八つ墓村』へ連なっていそうだから、不思議だ。探 ホームズ長篇三作目。一族に伝わる魔犬伝説。迷路のようなムア（荒野）を舞台に、呪われた名家と、そこへ迎えられる若き相続人、と云った関係は、金田一耕助の傑作『八つ墓村』へ連なっていそうだから、不思議だ。探偵役があまり出てこないあたりもよく似ている。中盤、これなんの話だったっけ？となるのも僕好みの展開で、なんかもう、犬関係なくね？とおもいながらワトスン先生といっしょに右往左往するのが愉しい。ホームズ物語には都会的な話が多いが、今回は荒涼とした地方のロケーションが素晴らしく、ちょっとした旅行気分を存分に堪能した。 …続きを読む
  こーた

  2023年12月01日
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• 多分数十年前児童書で読んで以来のバスカヴィル家。舞台はロンドンを離れたダートムア。少し前に写真を見ていたので荒涼とした大地をイメージしながら読むことができました。新訳は特に癖もなくすっきりと読みやすか 多分数十年前児童書で読んで以来のバスカヴィル家。舞台はロンドンを離れたダートムア。少し前に写真を見ていたので荒涼とした大地をイメージしながら読むことができました。新訳は特に癖もなくすっきりと読みやすかったです。きちんと伏線の張られたミステリらしいミステリだと感じました。結構覚えていたところもあったのですが、抜粋された児童版とはかなり違うんでしょうね。感想としては、ワトソンに頑張ったね、と労いつつ、最も大事なことは何か忘れちゃいけないと叱咤したい、というところでしょうか。久しぶりのホームズ、堪能しました。 …続きを読む
  aquamarine

  2017年07月05日
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