天地明察(下)

映画化作品

2012年本屋大賞
2010年 第31回 吉川英治文学新人賞
2010年 第7回 本屋大賞(1位)
2010年 第4回 舟橋聖一文学賞
2011年 第4回 大学読書人大賞
第7回 北東文芸賞受賞作

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年05月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041002926
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映画化作品

2012年本屋大賞
2010年 第31回 吉川英治文学新人賞
2010年 第7回 本屋大賞(1位)
2010年 第4回 舟橋聖一文学賞
2011年 第4回 大学読書人大賞
第7回 北東文芸賞受賞作

天地明察(下)

  • 著者 冲方 丁
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年05月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041002926

読めば「勇気百倍」! 傑作時代小説!!

改暦の総大将に選ばれた渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が幕開く。渋川春海の20年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋! 改暦の総大将に選ばれた渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が幕開く。渋川春海の20年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

「日本文化に刻んだ時間の印形。前代未聞のテーマを制した超弩級の作品。」
――森村誠一氏(作家)

「命を吹き込むとはまさにこれだ。熱い思いが煮えたぎっている。」
――高橋克彦氏(作家)

「渋川春海、関孝和など江戸時代の優れた知性が見事に描かれている。彼らに思いきり働く場が与えられていたこの時代がうらやましい。」
――佐藤優(作家・元外務省主任分析官)

「現代人もこういう風に生きられないはずがない。同じ日本人なのだから。」
――養老孟司氏(1/10毎日新聞「日曜書評」より

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「天地明察(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 意外なことに、下巻でもそれほど大きな波乱はなく(授時暦が蝕を外したのは、春海にとっては確かに大事件ではあったが)むしろ淡々と語られてゆく。冲方丁は初読なので、これがこの人の通常の語りの手法なのか、ある 意外なことに、下巻でもそれほど大きな波乱はなく(授時暦が蝕を外したのは、春海にとっては確かに大事件ではあったが)むしろ淡々と語られてゆく。冲方丁は初読なので、これがこの人の通常の語りの手法なのか、あるいは本作に特有のものであるのかはわからないが、私にはこの一見地味で平坦にも見えかねない語り方は成功しているように思える。貞享という時代が、政治的にも文化的にも実に大きな転換点であったことが見事に明示されているからである。政治的には保科正之に水戸光圀らが、そして文化的には渋川春海、関孝和、本因坊道策らがいた。 …続きを読む
    ヴェネツィア
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  • 渋川晴海による改暦プロジェクト後編。関孝和の存在が際立っている。4代将軍家綱の代の 保科正之などの存在も生き生きとしており、目新しい題材である。 渋川晴海による改暦プロジェクト後編。関孝和の存在が際立っている。4代将軍家綱の代の 保科正之などの存在も生き生きとしており、目新しい題材である。
    遥かなる想い
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  • 読み方を失敗しました。上巻の感想を書いたときも、単行本の方が流れが良いように思うと書いたが、その上、下巻を読む時間を空けすぎたことが、致命的にこの小説の面白さを下げてしまった。冲方氏に申し訳ない気持ち 読み方を失敗しました。上巻の感想を書いたときも、単行本の方が流れが良いように思うと書いたが、その上、下巻を読む時間を空けすぎたことが、致命的にこの小説の面白さを下げてしまった。冲方氏に申し訳ない気持ちになります。春海(算哲)の清清しさに心が洗われる様です。困難に対して思い切り悩み、また立ち上がっていく。碁の世界、算術の世界、普段理解できない分野ですが、それを超えた偉業に立ち向かう浪漫あふれる物語。また、保科正之、酒井大老の器の大きさが光る。関孝和との出会いや、えんとの再会も良かった。 …続きを読む
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著者紹介

冲方丁(うぶかた・とう)

1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞受賞しデビュー。2003年、「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞を受賞。09年初の歴史小説「天地明察」を刊行、第31回吉川英冶文学賞新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年、「光圀伝」で第3回山田風太郎賞を受賞。冲方丁 ぶらりずむ黙契録

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