• 巻末の索引がありがたい。っていうか、無いと困る。神話ごとに纏めているわけではなく、たとえば《世界の起源》ならば、日本神話なら〜、済州島神話なら〜、中国の漢族なら〜、ミャオ族なら〜、ギリシャなら〜、ゲル 巻末の索引がありがたい。っていうか、無いと困る。神話ごとに纏めているわけではなく、たとえば《世界の起源》ならば、日本神話なら〜、済州島神話なら〜、中国の漢族なら〜、ミャオ族なら〜、ギリシャなら〜、ゲルマンなら〜、メキシコなら〜という記載。死の起源、火の起源や異類婚など共通テーマで区分されている。神話的英雄だけでなくトリックスターとして、孫悟空や動物の化身（コヨーテなど）まで網羅され、まさに辞典。一読しただけでは吸収消化は不能。民族のルーツに繋がっているため小説の海外作品を読む際にも便利と思い購入。 …続きを読む
  がたやぴん

  2015年10月19日
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• 神話を読むことは人間存在と世界を知ることだと思っている。人類が世界の創世、人類の誕生、死の起源、火の起源、作物の起源をどう捉えたかが語られているからだ。創世から火の起源までは、世界のどの民族の神話も似 神話を読むことは人間存在と世界を知ることだと思っている。人類が世界の創世、人類の誕生、死の起源、火の起源、作物の起源をどう捉えたかが語られているからだ。創世から火の起源までは、世界のどの民族の神話も似通っている。その理由は人類が極限まで思考すると同じような結論に達する能力にあると考えることもできる。が、神話学者はそう考えない場合もある。アフリカ発祥の人類が世界中に移動していったように、神話もまた口伝によってアフリカから全世界に伝わっていったとするのが妥当である、と。目から鱗の思考だったが、妙に納得できた。 …続きを読む
  イプシロン

  2020年01月27日
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• 【随想：《創世記以降》記録主義】『創世記』記録を内包した神話主義空間を定義づけるのならばミュトスより幕を開ける「暦」を記述出来る。「過去の時代」は原型となり全てを識別するのならば神話文献の「講解意味」 【随想：《創世記以降》記録主義】『創世記』記録を内包した神話主義空間を定義づけるのならばミュトスより幕を開ける「暦」を記述出来る。「過去の時代」は原型となり全てを識別するのならば神話文献の「講解意味」は不要ではなく必須だが「確実再現」されていくのだろうか。神話普遍史は無限連鎖軌道を描いていくサイクル世界、それを守り切るための存在意味価値を「神々」と呼んだ。世界論理学は構成されていく。そして神話史論を唱えると辿り着く答は「真理」を意味するもその事実性は隠される。古典ギリシャ文明史は科学文明史へと共鳴連鎖化。 …続きを読む
  マウリツィウス

  2014年07月24日
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