信長死すべし

信長死すべし

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
408
ISBN:
9784041101889

信長死すべし

  • 著者 山本 兼一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
408
ISBN:
9784041101889

『利休にたずねよ』の著者が「本能寺の変」に挑む、待望の本格歴史巨編!

武田氏を滅ぼした織田信長は、正親町帝に大坂遷都を迫ろうとしていた。帝の忍耐は限界に達し、ついに重大な決断を下す。天下統一に王手をかけた信長を、造反に至る明智光秀ら周囲の動きから炙り出す歴史巨編。 武田氏を滅ぼした織田信長は、正親町帝に大坂遷都を迫ろうとしていた。帝の忍耐は限界に達し、ついに重大な決断を下す。天下統一に王手をかけた信長を、造反に至る明智光秀ら周囲の動きから炙り出す歴史巨編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「信長死すべし」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 朝廷の陰謀による信長暗殺 という立ち位置で俯瞰するも、誰もが脇役な感じを否めなかった。ならば、私が好きな信長を梟雄として、若しくは明智光秀を秘めたるものを持った武士(もののふ)としてもっとデフォルメ化 朝廷の陰謀による信長暗殺 という立ち位置で俯瞰するも、誰もが脇役な感じを否めなかった。ならば、私が好きな信長を梟雄として、若しくは明智光秀を秘めたるものを持った武士(もののふ)としてもっとデフォルメ化して欲しかった。これでは信長は単なる国取りの武ではないか。彼の傍若無人ぶりは異論を挟むところではないが、その天才性がそれを凌駕するからこそ今なお愛されるのだと思っている。信長ファンとして少し残念な読後感。 …続きを読む
    さと
    2019年05月04日
    104人がナイス!しています
  • 今まで何度も明智光秀の三日天下を観てきた。究極の裏切り者として描かれる場合も信長の悋気故の自業自得と描かれる場合もあった。源氏の流れを汲む美濃土岐氏の支流に生まれ真面目一徹、義のためならば命も惜しまな 今まで何度も明智光秀の三日天下を観てきた。究極の裏切り者として描かれる場合も信長の悋気故の自業自得と描かれる場合もあった。源氏の流れを汲む美濃土岐氏の支流に生まれ真面目一徹、義のためならば命も惜しまない武将……そんな印象が強い。その光秀が今回は謀られる。嵌められる。首謀者は帝。自分の手は汚さず証拠も残さず信長を討つ手だてを講じた。利用される光秀……だが、光秀自身も討ちたかった。体が散々になるほどの苦悩が寄せる中で「信長死すべし」と気持ちが固まっていく様子が上手い筆で書かれていく。やるせない読後感だった。 …続きを読む
    chimako
    2016年12月14日
    91人がナイス!しています
  • 「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」誰もが承知の本能寺の変。好んだ敦盛の、人間五十年を迎えることなく逝った稀代の梟雄・信長。信長を討った明智光秀の 「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」誰もが承知の本能寺の変。好んだ敦盛の、人間五十年を迎えることなく逝った稀代の梟雄・信長。信長を討った明智光秀の背後に、朝廷の暗躍が有ったとする朝廷黒幕説を基に、関わった十人の視点から描かれる。全二十章の内、最も多いのは光秀視点の五章。次いで信長が三章。真の黒幕たる正親町帝の名が冠されるのは最初の一章のみ。信長粛正の勅命は「ときは今、天が下しる五月哉」の一文。朝命を受けて反乱鎮撫などに赴く武将に渡す任命の標(しるし)→ …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2013年10月01日
    91人がナイス!しています

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